[シネママニエラ]ソフィア・コッポラ監督が脱ガーリーを図った、映画『SOMEWHERE』の主演俳優スティーヴン・ドーフが来日し、役柄との共通点は「俳優職が抱く孤独感」だと語った。
まずは出演の経緯。「監督から頂いた脚本を初めて読んだ時、まずストーリーのすばらしさに感動しました。また、僕自身こういう役柄は演じたことがなく、深みのあるキャラクター演じる機会を与えられ、時間をかけて作品を作り上げる事ができました。これはまさにギフトだと言ってもいいと思います。とても良いチャレンジになったし、全てを終えることができて幸せです」
監督との打ち合わせにも言及した。「パリでソフィアと打ち合せた時に「娘をもつ親の気持ちが分かりませんが」と、伝えました。けれども、僕には妹が2人いるので、彼女たちとの関係を参考にしています。演じたジョニーはハリウッドスターという仕事なので、共に“俳優”という点には共感できましたね。俳優というのは孤独を感じる職業なんです。なので冒頭、人生を見失った感を抱いている、ジョニーの心境は理解できました。そして今回は、ソフィアと新しい男性像を作りたかったから、あえて違う部分も出しています」
「シャトーマーモントは、LA育ちの自分には、家から丘を超えたところにあるホテルで、存在感のある場所。行けばクールな著名人やアーティストに会える予感がする場所です。そして僕自身、21歳の誕生日はシャトーで迎えました。願わくば、2時間LAに行ったような気持ち、シャトーに滞在した気分になって欲しいと思います。僕はいつも、映画を観ている2時間は旅をしているような気持ちになって見ています。本作は、普遍的なテーマなので共感してもらえるはずです」
原題=SOMEWHERE
日本公開=2011年4月2日
配給=東北新社
公式サイト http://somewhere-movie.jp/
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