[シネママニエラ]ドイツの若き巨匠ファティ・アキン監督の映画『THE CUT(原題)』が、邦題『消えた声が、その名を呼ぶ』として12月26日より公開されることが決まり、ティザービジュアルが届いた。
ファティ・アキン監督はベルリン国際映画祭金熊賞(『愛より強く』)、カンヌ国際映画祭脚本賞(『そして、私たちは愛に帰る』)、ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞(『ソウル・キッチン』)と、世界三大国際映画祭ので主要賞を受賞している。
映画『そして、私たちは愛に帰る』『ソウル・キッチン』に続く本作では、100年前に起きたオスマン・トルコで起こった、少数民族をめぐる知られざる歴史的事件を基に、一人の男が深い絶望を乗り越えていく壮大な旅路を描く。
主演は、映画『預言者』でジャック・オディアール監督に主役に抜擢され、多くの賞を受賞したタハール・ラヒム。共同脚本に『レイジング・ブル』のマルディク・マーティン、撮影は『ヒトラー ~最期の12日間~』のライナー・クラウスマン、美術は『戦場のピアニスト』のアラン・スタースキー。ドイツ、キューバ、カナダ、ヨルダン、マルタと5か国に渡るロケーションを敢行し、3つの大陸に及ぶ壮大なる物語を7年の歳月をかけ完成させた。
映画『消えた声が、その名を呼ぶ』あらすじ
1915年、第一次世界大戦中のオスマン・トルコ、マルディン。夜更けに現れた憲兵によって、アルメニア人の鍛冶職人ナザレットの幸せな日々は終わった。妻と娘から引き離され強制連行された砂漠では仲間を次々に失い、激しい暴行で声も奪われた。やがて奇跡的に死線を乗り越えたナザレットは、生き別れた家族に会うため、灼熱の砂漠を歩き、海を越え、森を走り抜ける。家族への想いはたった一つの希望となり、平凡だった男を遠くアメリカ、ノースダコタへと導いていく。
[スタッフ]
監督・脚本=ファティ・アキン
共同脚本=マルディク・マーティン
撮影=ライナー・クラウスマン
美術=アラン・スタースキー『戦場のピアニスト』
音楽=アレクサンダー・ハッケ『クロッシング・ザ・ブリッジ』
[キャスト]
タハール・ラヒム、シモン・アブカリアン、マクラム・J・フーリ
ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・カナダ・ポーランド・トルコ映画/138分
原題=THE CUT(2014)IMDb
日本公開=2015年12月26日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/kietakoe/
© Gordon Mühle/ bombero international
2015年08月10日 掲載
2015年09月14日 更新[予告編動画]
[amazonjs asin=”B01CZMQR0M” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”消えた声が、その名を呼ぶ DVD”]
映画『消えた声が、その名を呼ぶ』予告編
© Gordon Mühle/ bombero international
[amazonjs asin=”B01CZMQR0M” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”消えた声が、その名を呼ぶ DVD”]
[amazonjs asin=”B00509UPDS” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”ソウル・キッチン DVD”]
[amazonjs asin=”B002D11UCG” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”そして、私たちは愛に帰る DVD”]
[amazonjs asin=”B000S6KTWA” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~ DVD”]
映画『消えた声が、その名を呼ぶ』は、2015年12月26日[土]より角川シネマ有楽町およびYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
配給=ビターズ・エンド