[シネママニエラ]狂言師の野村萬斎が、3DCGアニメーション映画『GAMBA ガンバと仲間たち』最強の敵・白いイタチ「ノロイ」の声優をつとめることが発表された。野村は「昔から悪役をやってみたかったという事もあり、本当に楽しく演じさせて頂きました」とコメント。
本作は「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」をベースに、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』など数多くの大ヒット作品を世に送り出してきた映像製作会社・白組が映像技術の総力を結集させ、企画構想から15年、製作期間10年、総製作費20億をかけて創り上げた一大プロジェクト。
「ガンバ」と言えば「ノロイ」が連想されるほど今でも強烈なインパクトを残す敵キャラ。過去のアニメ「ガンバの冒険」では、その白く美しい姿とは裏腹に、罠を張り巡らしネズミを次々と殺していく残忍かつ冷酷な性格で描かれた。新たに生まれ変わった『GAMBA ガンバと仲間たち』でも、その恐怖は健在。恐ろしく残虐で冷酷なサディスト。ネズミを忌み嫌い、全滅させることに喜びを感じるイタチのリーダーとして登場する。
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』あらすじ
都会の片隅で、街ネズミのガンバとマンプクは楽しく暮らしていた。ある日ガンバは、「海は世界で一番広くて大きい」と聞き、観たことのない海を目指す旅に出る。二匹は港で船乗りネズミの宴に参加するが、そこへ弱りきった島ネズミの忠太が助けを求めやってきた。しかし船乗りネズミたちは、敵が白イタチの「ノロイ」だと聞いたとたん、勝ち目がないと逃げ出してしまう。絶望する忠太を見たガンバは、自分だけでも島ネズミを助けようと決心する。
[スタッフ]
原作=「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」斎藤 惇夫・薮内 正幸(岩波書店刊)
製作総指揮=島村 達雄
企画・総監督=小川 洋一
監督=河村 友宏 小森 啓裕
脚本=古沢 良太
音楽=ベンジャミン・ウォルフィッシュ
CGテクニカル・スーパーバイザー=初鹿雄太
CGキャラクター・スーパーバイザー=大橋真矢
エグゼクティブ・プロデューサー=アヴィ・アラッド
プロデューサー=紀伊 宗之 藤村 哲也 早船 健一郎
コミュニケーション・ディレクター=goen゜ 森本 千絵
製作・アニメーション制作=白組
[キャスト]
梶 裕貴 神田沙也加
高木 渉 矢島 晶子 高戸 靖広 藤原 啓治 池田 秀一 大塚 明夫 / 野沢 雅子
野村萬斎
日本映画/92分予定
英題=Gamba & His Friends(2015)IMDb
日本公開=2015年10月10日
配給=東映
公式サイト http://www.gamba-movie.com/
©SHIROGUMI INC., GAMBA
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』予告編
日本公開=2015年10月10日
配給=東映
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』日本版ポスター
©SHIROGUMI INC., GAMBA
日本公開=2015年10月10日
配給=東映
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』フォトギャラリー
日本公開=2015年10月10日
配給=東映
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』原作・関連
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映画『GAMBA ガンバと仲間たち』キャラクター紹介、キャストコメント
「誰もが知る歴史ある作品で、錚々たる大先輩方と共演するのは緊張とプレッシャーの連続でしたが、楽しんで演じさせていただきました。正義感に溢れ、常に真っ直ぐなガンバたちの姿が、子供達に夢を与え、大人達には幼い頃の気持ちを思い出させてくれると信じています」
<ガンバ>
相棒のマンプクと一緒に暮らしていたが、観たことのない海を見に旅に出る。その途中で出会った島ネズミ・忠太の故郷である「夢見が島」をイタチから救うべく、船乗りネズミのヨイショ、ガクシャ、ボーボ、イカサマらと共に船に乗り込む。
「潮路は、凄く芯が強くて、心で皆の事を引っ張っていくヒロインでもあると思うので、可愛らしさだけでなく母性も見せていければいいなと思いました。懸命ににスクリーンを駆け回る彼らを、ぜひぜひ劇場で見守ってあげて下さい」
<潮路(しおじ)>
島ネズミで忠太の姉。家族思いの優しく、可憐で強い女の子。助けを呼ぶため島を飛び出した忠太を信じてその帰りを待っており、ガンバたちが戦いに加わってからは、気丈に振る舞いながら一同を支える。
「ノロイは非常に重要な役どころで、しかも悪役。昔から悪役をやってみたかったという事もあり、本当に楽しく演じさせて頂きました。ノロイは、怖さと魅惑的なところを兼ね備えた、カリスマ性のあるキャラクターで、最初に浮かんだイメージは、「ガッチャマン」と敵対するベルク・カッツェでした。ノロイの個性をうまく表現するために、ずっと気張っているだけでは怖くないので、少し女性的なふんわりした面を見せながら、突然スパッと切り込むような、振れ幅の大きさを表現したいと思っていました。最初は自分のキャラクターを出す事に専念していましたが、終わる頃にはすっかりノロイになってしまったと思います。大激闘した時には、リアクションなど、本当に格闘しているような感じで、全身を使ってアフレコさせて頂きました。アフレコって、大変だなと思いました(笑)。ネズミたちの友情、家族愛がもちろん基本にはありながら、皆で力を合わせて戦う、息もつかせぬ展開になっております。どんでん返しに、僕も完全に引き込まれて魅入ってしまいました。老若男女楽しめる映画になっており、私も子供達と一緒に観たいと思っています。是非ご家族で観て頂きたいと思います」
日本公開=2015年10月10日
配給=東映