[シネママニエラ]俳優の藤原竜也が9月24日、主演映画『探検隊の栄光』完成披露上映会に出席し、探検隊メンバーの小澤征悦、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ45℃)、そして山本透監督とともに舞台あいさつを行った。映画の題材にちなんで、UMAツチノコを六本木で発見し捕獲した緊急発表を行った。
荒木源著の小説「探検隊の栄光」をベースにした冒険コメディ。藤原扮する落ち目俳優の杉崎が、俳優人生を賭けて秘境の地を探検するテ レビ番組に挑む様を描く。
地元の人が誰も入らない場所で撮った
探検隊の隊長役を演じた藤原は「壮大なるコント映画を撮りたい!という監督のもとに集った。いい意味で、くっだらない映画撮りました。いよいよ観ていただける、この日を迎えられてうれしいです!」と、爽やかに語る。ディレクター役の小澤も「大の大人が大真面目にバカをやっている」と認めると、山本監督は「一生懸命な姿が時にばかばかしく見えたり、カッコ良く見えることが狙い」と製作の意図を話す。
しかし、撮影は初日から相当過酷だったという。藤原は「当初の予定では南国で撮るはずが、その2か月後に八丈島になり、クランクインの2日前に千葉近郊に。地元の人が誰も入らない場所で撮った。しかも初日から崖のシーンをワンシーンワンカットで撮るという」ボヤきともとれるように茶目っ気たっぷりに明かす。佐野も「初日から夜の撮影もあって(南国なのに)息が白くなるほど寒かったです」と振り返る。
藤原と小澤によって、そのあまりの過酷さを示すエピソードも披露された。プロデューサー役のユースケ・サンタマリアは(この日は舞台があるため欠席していたが)、撮影現場で衣装に着替えながら、なんでこんなことをしなくちゃいけないんだ的な疑問を呈したり、撮影終わりは大声で「明日は(撮影に)こないからなッ!」と発してムードメーカーぶりを発揮。みんなのストレスを発散させる役割を担い、改めて感謝されていた。
舞台挨拶の後半では、探検隊の通訳係の岡安が「六本木交差点にうじゃうじゃいたので捕獲した」という設定の体長2メートルのUMAツチノコをお披露目することに。ツチノコは即興で命名されたホソラン隊員、ヘソラン隊員のふたりに抱えられて、時折、体を震わせていたものの、おとなしく登場。藤原は冷静に「未確認物体に常に興味あり」と発して、捕獲時の話を聞き出そうとする一幕も。また、田中が思わず「劇中のワニですか?」とネタバレするほどの笑撃?!を与え、その姿に客席も沸いた。
こちらの記事は速報です。写真は追って掲載します。
映画『探検隊の栄光』(東宝映像事業部配給)は、2015年10月16日[金]より全国ロードショー