「劇的3時間SHOW」をご存じでしょうか？ これはコンテンツ業界のトップで活躍するプロフェッショナルが、自身の成功につながった技術や経験、クリエイティビティ（創造性）やコンテンツ観などを、持ち時間の３時間で自由に表現するライブトークイベントのことなんです。現在は４回目を迎えて、国際的に活躍する映画監督５人が出演し、延べ４か月、全５回にわたり開催する予定。
その第１回（12月13日）には、映画『ノルウェイの森』が公開したばかりのトラン・アン・ユン監督が登場しました。“映画言語”をキーワードに『ノルウェイの森』の創作の秘密や影響を受けた日本映画、映画芸術の感動といった持論や創作哲学を熱く語ってくださいました。
トラン監督のお話の中で、個人的に興味を惹かれたのは、芸術の概念と目的について、でした。それは「芸術とは見る人の概念を覆すものであり、知性や感情にうったえかけるもの」なのだと。感情を崩されると、人は再び感性をつくりあげるのだと。その繰り返すが感性を磨くことにつながり、繰り返すことで強い感性が築き上げられるというもの。そして、芸術は、ある意味で残酷なものなのだと語られたことです。そのほかは公式動画でどうぞ。
なお第３回はホウ・シャオシェン監督×蓮實重彦氏、スペシャルゲストが一青窈さん。2011年2月9日より公式サイトにて応募受付を開始しているようです。抽選制ですが、参加費は無料になっております。生で貴重なお話が聞けるチャンス！ ぜひ、参加されてみてはいかがでしょうか。
公式サイト http://www.geki3.jp/
©2010「ノルウェイの森」村上春樹／アスミック・エース、フジテレビジョン
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