[シネママニエラ]映画『トワイライト』シリーズのヒロインとして広く知られる女優のクリステン・スチュワートが、映画『アクトレス ~女たちの舞台~』では、めがね女子を演じており、新たな魅力に萌える人が増えそうだ。また、彼女はアメリカ人として初めて本作でフランスのセザール賞“助演女優賞”を受賞した。
大女優マリアと、忠実なマネージャーのヴァレンティンという業界の裏話もの的な物語が展開する本作。クリステンは今回、裏方役を演じていることからTシャツにデニム、パーカといったようなラフなスタイルが衣装。その美貌も封印するかのように、めがね女子に変身し、大女優の公私を支える有能マネージャー役を演じた。
一世を風靡した大女優マリアを演じた主演のジュリエット・ビノシュ、スキャンダルまみれのお騒がせ女優を演じたクロエ・グレース・モレッツとともに、宣伝コピーの「永遠に輝くこと、それが彼女たちの使命」を体現している。
映画『アリスのままに』でもジュリアン・ムーアの娘役を演じ、ジュリアンとも対等に渡り合ったクリステン。今作でも主人公マリアさながらに世界を股にかけて活躍するジュリエット・ビノシュとの堂々とした掛け合いも見事にこなした。いまや“演技派”としての高い評価も手に入れたと言える。
フランスの巨匠オリヴィエ・アサイヤス監督と出会い、ヨーロッパのインディペンデント映画で開眼。アサイヤス監督とは次回作の出演の話も進んでいる模様。クリステンの新境地開拓を見逃さないで。
映画『アクトレス ~女たちの舞台~』(トランスフォーマー配給)は2015年10月24日[土]よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか順次公開
公式サイト http://actress-movie.com/