また本作がきっかけで、英国王室に関する考えは変わったか? という問いには「これまでジョージ6世のことは吃音だったということ以外、ほとんど知らなかった。この映画がきっかけで多くの知識を得られたことは良かったし、王室というよりは彼個人に対して尊敬を感じる」と答えた。
これまで女王の役を何度か演じたことのあるヘレナ・ボナム=カーターは、「女王の気分は悪くないわね(笑)。でもそれぞれのキャラクターによって演じ方も異なるので、“女王”と一括りに考えたことはないわ。私もこの役をきっかけに、これまで知らなかったジョージ6世とエリザベスの人となりについて学ぶことができた」と語った。
ジョージ6世役にコリン・ファースを抜擢したことについて訊かれたトム・フーパー監督は、「コリンは素晴らしい俳優で、子供から90歳のお年寄りまで世界中の観客の気持ちを掴むことができる。キャラクターのことを本当に理解し、愛情を持ちながらも自己憐憫やオーバーアクティングに陥ることなく、的確に演じられる才能にあふれた俳優」と絶賛。会見は、映画の上映同様に満場の拍手に包まれて終わった。
米国アカデミー賞の発表目前! 受賞結果に注目が集まること必至だ。
原題=The King’s Speech
日本公開=2011年2月26日
配給=ギャガ
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