[シネママニエラ]女優のヘレン・ミレンが第28回東京国際映画祭の特別招待作品の主演映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』上映に合わせ来日し、サイモン・カーティス監督とともにイベントに登壇した。ヘレンは約2年ぶり3度目の来日、監督は初来日。
英国デイムとして気品あふれる所作で、レッドカーペットでも、集まった多くのファンにサインや写真まで一緒にとる丁寧なファンサービスで応えたヘレン。「天気も良くてとても興奮しましたし、日本のファンの方は本当に素敵で、本当に素晴らしい経験でした」と振り返った。
「私はそんなに若々しくないですし、特に朝起きた瞬間はそんなに美しくないの(笑)。世界にはとても悲しいことも多いけれど、私はとても楽観的で、基本的に地球は美しい場所だと思っています。だからできるだけ長生きしたい。その理由は、テクノロジーがどこまで発達するかどうかを見届けたいという好奇心が大きいわ。もしかすると、そうした強い好奇心が若々しくなる秘訣かもしれませんね」とチャーミングに語り、場内を魅了した。
特別ゲストの石坂浩二が、映画のタイトルにかけて黄金に輝く花束を持って登場。「まるで自分のことのように、心に響く名作」と作品を称賛し、同世代でもあるヘレンについて「エリザベス女王と同じ気品といい意味での威圧感がある、本当に美しい方」と大絶賛した。
映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』(ギャガ配給)は2015年11月27日[金]よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
公式サイト http://golden.gaga.ne.jp/