[シネママニエラ]俳優のクリス・ヘムズワーズが一等航海士を演じ、太平洋沖で捕鯨船エセックス号を襲った衝撃の実話を描いた映画『白鯨との闘い』はロン・ハワード監督の最新作。
本作は、 ハーマン・メルヴィル著の小説「白鯨」に隠された衝撃の真実を描き、2000年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞作品に選ばれた「復讐する海―捕鯨船エセックス号の悲劇」を基にし、船乗りを襲った衝撃の真実を活写する。圧倒的な映像美で描かれる海の恐ろしさと荘厳さ。映画賞レースでも話題となるだろう。
19世紀は鯨油(鯨から取れる油)が生活に欠かすことのできない貴重な資源だった。そのため鯨を狩る捕鯨は、年単位の長い航海と、様々な危険が隣り合わせではあったが、多くの人間がかかわる一大産業となっていたという歴史背景がある。主人公の一等航海士オーウェン・チェイスを『アベンジャーズ』のクリス・ヘムズワーズが、そして「白鯨」の著者メルヴィルを『007 スカイフォール』のベン・ウィショーが演じている。
映画『白鯨との闘い』あらすじ
1819年、捕鯨船エセックス号の乗員たちは船いっぱいの鯨油を手にするべく、アメリカのナンタケット港を後にした。大量の鯨を求めて進んだ太平洋沖4,800kmの海域で、誰も見たことのないような白い巨大なマッコウクジラに出会い、激しい戦いを繰り広げる。しかしながら圧倒的な巨体に攻め立てられて船を沈められてしまう。
わずかな食料と飲料水をかき集め、3艘のボートで広大な太平洋に脱出した彼らの絶望的な漂流生活。1人1人と仲間が倒れていく中、延びるために彼らが下す「究極の決断」とは? そして、彼らを試すように幾度も立ちはだかる白鯨との戦いの行方は?
米国公開=2015年12月11日
[スタッフ]
監督=ロン・ハワード
脚本=チャールズ・レビット
製作=ポーラ・ワインスタイン、ジョー・ロス、ウィリアム・ウォード
[キャスト]
クリス・ヘムズワーズ、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショー、トム・ホランド、ブレンダン・グリーソン
映画『白鯨との闘い』(ワーナー・ブラザース映画配給)は2016年1月16日[土]より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト http://hakugeimovie.jp
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2015年11月05日 掲載
2015年12月01日 更新[予告編]
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