[シネママニエラ]俳優の小栗旬が主演し、「ヤングマガジン」で連載され、熱狂的な支持を受け続ける巴亮介作著の超戦慄サイコスリラー漫画「ミュージアム」が映画化されることが明らかになった。監督は映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史がつとめる。
その過激な描写と緊迫のストーリー展開で、連載終了後もヤバすぎる!とSNS上で拡散した原作だけに、猟奇殺人鬼に妻子を狙われる刑事・沢村久志役には、日本映画界を牽引し映画デビュー15周年の俳優・小栗旬を迎えた。表面的な恐怖だけではなく、主人公とともに精神的に深く追い詰められる極限状態を体感する映画となりそうだ。
「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」
「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」
「自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です」
映画『ミュージアム』あらすじ
“悪魔のアーティスト・カエル男”が創造する殺人ミュージアム。次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事(小栗旬)は関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子供がリストアップされていた! 次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。
映画『ミュージアム』(ワーナー・ブラザース映画)は2016年全国公開予定
2015年11月25日 掲載
2016年03月09日 更新[1st場面写真|秋より公開]
公式サイト http://www.museum-movie.jp
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