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映画『TRUMBO』は『ローマの休日』脚本家トランボの闘いを描く実話

[シネママニエラ]俳優のブライアン・クランストンがハリウッド黄金期に一番人気のあった脚本家ダルトン・トランボに扮し、その家族愛と映画への熱い情熱が伝わる実話に基づいた映画『TRUMBO』(原題)の日本公開が、2016年夏にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開することが決まった。邦題は『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。

Photo by Hilary Bronwyn ©2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

物語は『ローマの休日』を世に送り出した稀代の脚本家トランボの闘いを描く感動の実話となっており、順風満帆に見えた彼の人生は、当時冷戦の影響により横行していた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだという理由で投獄されてしまう。そして釈放された後も、名前を変えることで、秘密裏に「ローマの休日」「ジョニーは戦場へ行った」などの物語を書き、二度もアカデミー賞®を受賞。

トランボの物語は、アメリカでさえ、信条によって虐げられた人々がおり、言論の自由は未だに万人の者になっていない今の世界にも通じるメッセージ。そしてこの過酷な状況の中、トランボを支え続けた家族、あるいはハリウッドの反共主義の代表格とも言えるヘレン・ミレン演じる映画コラムニスト、またハリウッドスター、映画脚本家、映画会社のスタッフなどが数々実名で登場し、ハリウッドの黄金期に思いを馳せることができる最高のエンタテインメントとなっている。

アカデミー賞前哨戦となるゴールデングローブ賞ではブライアン・クランストンがドラマ部門 主演男優賞、またヘレン・ミレンも貫禄の演技で助演女優賞候補に。SAG (Screen Actors Guild/俳優組合) 賞では、主演男優賞、助演女優賞、ベストピクチャー、最多3部門でノミネートされ、ニューヨーク映画批評家協会オンライン賞で作品TOP10にも選ばれた。

監督=ジェイ・ローチ『ミート・ザ・ペアレンツ』
脚本=ジョン・マクナマラ
原作=ブルース・クック(Based on the book “Dalton Trumbo” by Bruce Cook)
キャスト=ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ヘレン・ミレンほか
配給=東北新社 Presented by スターチャンネル

映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(東北新社 Presented by スターチャンネル配給)は2016年7月22日[金]よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト http://trumbo-movie.jp/

2016年01月06日 掲載
2016年03月18日 更新[公式サイト]
2016年04月09日 更新[初日決定]

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