[シネママニエラ]マイケル・ルイス著「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」(文春文庫刊)を基に、クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットが競演し世界経済を襲ったリーマンショックの裏側を描く、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(原題 The Big Short )は、金融商品サブプライム・ローンが、数年以内にデフォルト=債務不履行に陥る可能性がある事に気付いた4名のアウトローたちの真実の物語。
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編
本作は、映画『マネーボール』の原作者であり、アメリカを代表するベストセラー作家・マイケル・ルイスが描いた著書を、ブラッド・ピットが映画『マネーボール』に続いてプロデューサーをつとめ、アダム・マッケイ監督が映像化に挑んだ。今晩(日本時間)発表の第88回アカデミー賞候補としての呼び声も高い。
ウォール街の巨大金融機関を敵に回す型破りな金融マン役に俳優のクリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットといった人気・実力ともに兼ね備えたハリウッドを代表するキャストが集結。好景気に湧くアメリカで、住宅バブルに隠された危険な「時限爆弾」に気づいた、4人がエキサイティングな戦いを仕掛ける!
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』あらすじ
2005年、金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベール)は、格付の高い不動産抵当証券の何千もの事例を調べていく中で、返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品=サブプライム・ローンが、数年以内にデフォルト=債務不履行に陥る可能性がある事に気付く。しかしながら好景気に沸く状況下において、彼のその予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関から全く相手にされない。そんな中、マイケルは「クレジット・デフォルト・スワップ(Credit default swap、CDS)」という金融取引に目をつけ、ウォール街を出し抜く事を画策。先見の明は理解されず、投資家からも非難をあびる。
ところが、マイケルの情報が口伝いに流れ、その戦略の真意に気付いたのは、ウォール街の野心家銀行員のジャレット(ライアン・ゴズリング)。彼は大手の傘下組織のヘッジファンド・マネージャーであるマーク(スティーブ・カレル)に「クレジット・デフォルト・スワップに大金を投じるべきだ」と売り込み、自身はコミッションで富を得ようとする。
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(東和ピクチャーズ 配給)は2016年3月4日[金]よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開
公式サイト http://www.moneyshort.jp
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