羽生結弦 殿様役で映画に初出演!「緊張してしまいました」
[シネママニエラ]フィギュアスケーターの羽生結弦が阿部サダヲ主演の映画『殿、利息でござる!』に、タイトルの“殿”である、仙台藩藩主・伊達重村役で出演していることが明らかになった。羽生選手にとって初の映画出演となり、「撮影現場では緊張してしまいました」と振り返る。
磯田道史著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、中村義洋監督が映画化した。伊達重村(だて しげむら)役は物語の重要人物であり、困窮する庶民の前に颯爽と現れる役どころ。羽生選手の故郷である仙台に実在した人物たちの秘話に感動し、出演を快諾したという。中村監督は「本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身も今だにおののいている次第です」とコメント。
そして、当の羽生選手は「お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいました」と振り返る。羽生結弦コメント全文はこちら
また、阿部は「現場リハーサルでいきなりぶっつけ芝居だったにもかかわらずセリフも完璧に入っていて素晴らしかったです…」と称えた。
映画『殿、利息でござる!』(松竹配給)は2016年5月14日[土]より全国・大願成就・公開
映画『殿、利息でござる!』あらすじ
江戸中期の仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、穀田屋十三郎ら庶民9人が、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て奔走する。
映画『殿、利息でござる!』予告編
映画『殿、利息でござる!』作品情報・特報映像
映画『殿、利息でござる!』公式サイト tono-gozaru.jp
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2016年02月04日 掲載
2016年03月09日 更新[予告編動画]
2019年05月03日 更新
「江戸時代の仙台藩を舞台にした映画「殿、利息でござる!」で、伊達の殿様役を頂き、初めて役者として、演技をさせていただきました。お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです。撮影は昨年の夏だったのですが、試合のプログラムだけではなくエキシビジョン、ショー等でも、表現者として今回の貴重な経験を活かすことができたのではないかと思っています。
このお話は実話を元にしているとのことですが、地元宮城にこんな素晴らしい話があったということに驚いています。殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください」
「殿役が誰か、なかなか明かされず、役者同士で色々予想をしてたのですが、まさか羽生結弦さんとは思いませんでした…。撮影当日まで(ご本人と)全く会わず扮装が全て終わって、現場リハーサルでいきなりぶっつけ芝居だったにもかかわらずセリフも完璧に入っていて素晴らしかったです…。本来、殿様を庶民が見てたら「頭が高い」と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめてしまいました(笑)キレイでした(笑)。普段は氷上で薄着だと思うんですが、撮影現場は夏で羽織袴に髷カツラで相当暑かったと思いますが、何度も何度も繰り返す撮影に文句言わず参加してくださったのが、さすが世界一のアスリートだと思いました」
「ついつい豪華キャストにしてしまったため、彼らが「殿様=雲の上の人」と仰ぐ俳優さん、というのがなかなか見つからなくなってしまいました。そんな時に出たのが羽生さんの御名前。これはもう、問答無用の雲の上の人で、かつ、この映画の舞台となる宮城県の御出身ですから、どこかで伊達の殿様との縁やゆかりがあったとしても不思議じゃありません。現場では、その立ち居振る舞いから目力の強さ、澄んだ声まで、殿様としての説得力に満ち溢れておりました。それにしても、この伊達の殿様は、今や仙台藩どころか日の本一となり、果ては世界までも征服されておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身も今だにおののいている次第です」
映画『殿、利息でござる!』(松竹配給)は2016年5月14日[土]より全国・大願成就・公開