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阿部寛「1日でもいい 岡田准一になってみたい」

[シネママニエラ]俳優の阿部寛が2月4日、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会に出席し、「一回でいいから1日でいいから岡田准一くんになってみたい!15歳ぐらい年下だけど、頼り甲斐がある」という願望を明かした。

阿部寛と佐々木蔵之介

上映前舞台あいさつには岡田と阿部のほか、尾野真千子、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、佐々木蔵之介、平山秀幸監督が登壇した。

本作は夢枕獏著の映像化不可能とされるベストセラー小説を基に、山岳カメラマン深町(岡田)が取材先のネパールで偶然出会った伝説のクライマー羽生(阿部)の偉大なる挑戦に臨む姿を激写しようとするさまを追う物語。山に魅せられた男のロマンがつまっており、平山監督は「想いを受け止めて」とテーマを語る。

そのため、この日の舞台には、標高8,848mのエヴェレストの約1/1000サイズの巨大セットが。本作の主題歌イル・ディーヴォの「喜びのシンフォニー」に合わせ、山嶺(いただき)にゲストのシルエットが見えるや、会場からは拍手と歓声があがった。

孤高の天才クライマー役の阿部寛

冬季×南西壁×無酸素×単独のエヴェレスト登頂を実行する登山家の羽生。その挑戦のすごさを鑑賞前の観客に知らせるために、瀧は「国士無双のよう。冬に酸素ボンベをもたずに独りで山に登るというヤバさは、例えるなら深海千メートルを装備なしに潜る感じ?」と表現。

実際にエヴェレストに赴いたキャストとスタッフは、体調を管理するために医師が朝晩の血中酸素濃度を測ったというが、岡田と阿部は張り合って、結果がよくなるようズルをして測定をごまかしていたことを自白。岡田は「高山病になったら降ろしますって。撮り切らなきゃいけないプレッシャーが嘘をつく引き金になった」と述懐。ふたりは正直に語り、謝罪する一幕も。

監督は「ネパールに原作者の夢枕獏さんと、落語家の林家彦いち師匠がいらして」と意外な差し入れに言及。エヴェレスト標高5500メートル付近でそば打ち、それに落語を聞いた。「おもしろくて笑いたくても、酸素の薄さから息がとぎれとぎれになる」というエピソードを披露した。

「危険や辛いこともあった」と撮影を振り返った岡田は、それでも「できれば(この場に)登壇しているみなさんでエヴェレストに登りたい」という願望を語るも、佐々木は「ちょっと、それは…」とモジモジ。風間は「蔵之介さんの目の伏せっぷりがハンパじゃない」と和気あいあいとイジリあった。

尾野真千子さん

(願望)この映画でいうとエヴェレスト標高8千メートル越えをしたい。個人的には、大型免許とりたい。デコトラに乗りブイブイいわせて、誰かを迎えに行きたい。

甲本雅裕さん

 
エヴェレスト組の話を聞くと、同じ映画に出たのかなっていうぐらい温度差を感じた。回想シーンで20代を演じるのに、若返りマッサージを受けて臨んだ。僕の出演シーン見つけてね

風間俊介さん

 
間違いなく映画史に残る作品に出させていただけて光栄。考える映画ではなく感じる映画。エヴェレストに行ったチームに負けたくないと思い危険な撮影も頑張ったが、阿部さんから「エヴェレストは高さはあるけど広い。お前が一番危険な場所にいたと思う」と撮影後に聞いて、膝から崩れ落ちた。

佐々木蔵之介さん

映画化が決まった時、参加させていただいた時、シナリオを読んだ時、完成が待ち遠しかった。エヴェレスト帰りの人たちの山男ぶりはすごかった。髭なので顔がよく見えなくて、大きな人がいるなと思ったら、阿部(寛)さんだった。

映画『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』(東宝、アスミック・エース配給)は2016年3月12日[土]より全国公開

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』予告編

https://youtu.be/0PUVHqpAAig
©2016『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会

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公式サイト everest-movie.jp
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