3月3日、アンジェリーナ・ジョリー(アンジー)とジョニー・デップ(ジョニデ)が初共演した映画『ツーリスト』の来日記者会見が都内で行われ、映画『善き人のためのソナタ』でアカデミー賞外国語映画賞受賞したドイツ人監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督と、主演のジョニー・デップが出席しました。
同作は、仏映画『アントニー・ジマー』を基に、旅人が事件に巻き込まれる様を描いてゆくもの。
映画のタイトルにちなんだ、「ツーリスト」という言葉の印象や、ジョニー・デップが扮した主人公フランクが電子タバコやパジャマを持っていくように、プライベートで旅行に持っていくものとは?という質問も。
オックスフォード大学で学位を取得している監督は、全て英語で対応。「どこかで読んだことを思い出したのですが、ツーリスト=観光客というのは、どこかへ行って自分が見ることを期待してそのまま見て帰る人という定義があったんです。それに対して、トラベラー=見て回ったものをそのまま見てとるでした。この映画は、みなさんが思い描いているのとはおそらく違います。いろんな驚きがあり、それを意識してつくりました」
さらに「ジョニーとは彼の出演映画を通して30時間ほど過ごしているのですが、僕自身ジョニーのことを全然わかっていないと思いました。それだけ、ジョニーはいろんな面を持っていて、サプライズを見せてくれる人」と知的なコメントを残したかと思うと、「(いつも旅行に持っていくものは)昔の話ですが、子供の時から人形と遊ぶのが大好きで。でも男の子はタブーとされ親に叱られながらも、親と交渉して“一つだけならいい”と言われたのを覚えています(笑)」といった、お茶面な発言も。
終始にこやかで饒舌だったジョニー・デップは、「ツーリストで思い起こすのは、バミューダー・ショーツをはいたアメリカ人の観光客がパリについて、「コカコーラをくれ」とか、「いますぐフライドポテトを持ってこい」と命令調でいうイメージ。僕が演じたフランクは少しそういう部分があります。彼は凝り固まったタイプですが、徐々にどういう人物かというのが、映画が進むうちにわかってきます」。「(旅行に行く時は)、僕は一枚だけ金貨をもって行きます。急にお金が必要になるなど緊急事態のために。もし持っていないと、金歯を取り出すことになるかもしれないからね(笑)」
最前列で観察したのですが、実は会見中のジョニデは、自身の太ももを手で叩きリズムをとっていたのが印象的でした。
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ルーファス・シーウェル、ティモシー・ダルトン
原題=THE TOURIST
日本公開=2011年3月5日 (初日が3月11日から変更になりました)
配給=ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト http://tourist-movie.jp/
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