[シネママニエラ]映画『世界から猫が消えたなら』試写会イベントが5月1日に都内のホールで開催され、主演の佐藤健、そして宮﨑あおいがサプライズゲストとして登壇した。佐藤と宮﨑は同作の主題歌「ひずみ」を生披露したHARUHIの才能に賛辞を送った。
この日は、5月11日にデビューする17歳の大型新人アーティストの HARUHI (読み:ハルヒ)が、映画『世界から猫が消えたなら』(略称:せか猫)の主題歌「ひずみ」のスペシャルライブを実施するという、お披露目の場。同作試写会の上映後、ステージに現れ、その伸びやかな歌声で観客を魅了。HARUHIは「映画に感動しました。映画では泣けないんですけど、ウルっときました」と感想を述べた。
そんな17歳のHARUHIの初々しさに絡めて、司会者に促された佐藤と宮﨑が自身の17歳の頃を振り返ることに。「デビューした年齢。良く分からないままで実感はなかったですね」(佐藤)、「丸々としていて、唯一マネージャーさんにたしなめられた時期です」(宮﨑)。
佐藤は「映画を鑑賞した直後の皆さんの前に出ることは恥ずかしい」と照れながらも、「逸早くこの映画を観たいと思ってくださってありがとうございます。この映画を観て、皆さんの毎日が少しでも優しく温かい気持ちになればと願っております」と挨拶し、さらに「もしよければ感想をお願いします!」と呼びかけた。
佐藤の求めに応じて感想を述べる人々のなかには、10代で出産と子育てを経験した女性がおり、もっと早くこの作品に出会えていれば我が子に何を教えるべきか参考にできたのではと語るなど、鑑賞者それぞれが自身に引き寄せて鑑賞していた様子。
それは製作の意図通りの反応であることが明かされる。劇中で佐藤は「僕」と「悪魔」の二役を演じており、宮﨑は、僕の「彼女」役に扮している。佐藤によれば「登場人物に役名がないのは深い意味がある。僕らを媒介にして、みなさん自身の人生を思い起こしてもらえたら」という作品に込めた意図を話す。宮﨑も「観た後のお客様とお話しをする機会はなかなかなくて。見てくださった方の感想を伺えた」と笑顔で喜ぶ。宮﨑が歌声に癒されたと語った通り、癒しの空間となった。
本作は映画プロデューサー・川村元気の小説を基にしたヒューマンドラマ。余命わずかの30歳郵便配達員の前に、自分と同じ姿をした悪魔が現れた。「世界からものを一つ消せば、一日の命をあげる」という等価交換の申し出に、軽い気持ちで応じたのだが…。
ちなみに、この世から消えてもいいなと思うものは「毛虫」(佐藤)、「ゴキブリ」(HARUHI)、「花粉症」(宮﨑)だった。
映画『世界から猫が消えたなら』(東宝配給)は2016年5月14日[土]より全国公開
公式サイト
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