[シネママニエラ]映画『高台家の人々』レセプションパーティと完成披露試写会舞台あいさつが六本木ヒルズのアリーナとTOHOシネマズ六本木で開催され、主演の綾瀬はるかが斎藤工とのシリアスな駆け落ちシーンを撮るはずが、綾瀬が笑顔全開だったという撮影秘話が明かされた。
この日は、水原希子、間宮祥太朗、大野拓朗、シャーロット・ケイト・フォックス、大地真央、市村正親、土方政人監督、それに8役で出演している塚地武雅も出席した。綾瀬と斎藤には「○○家の人々」のお題が提示され、さらに各自「妄想」を語るように促され、締めには見どころシーンを語った。
本作は漫画「ごくせん」「デカワンコ」の漫画家・森本梢子著の原作を実写映画化したラブコメディ。由緒ある家柄の高台(こうだい)家の長男で人と心を読む特殊能力がある光正(斎藤)に恋した妄想癖のあるOL・木絵(綾瀬)との恋模様を描く。
塚地は「テレパス能力で人の心が読めるのは幸せなのか、そうではないのか」と作品のテーマを真面目に語る場面も。土方監督は「人を思いやるやさしさ」を伝えたかったという。
そんな監督が、木絵の妄想で大正時代に綾瀬と斎藤が駆け落ちするシーンを撮影したのだが、普通に考えれば「深刻に走って逃げる場面で、なぜか綾瀬さんが笑っていた」のだと暴露。「本来はNGだが、妄想であれば笑顔もありだなと気づきOKにした」として、綾瀬の考えの深さを褒めたものの、当の綾瀬は「楽しくて笑っちゃっていました」と無意識だったそう。
綾瀬はるか 映画『高台家の人々』は「斎藤工の生卵と塚地武雅のホクロ毛が見どころ」
そんな綾瀬のまろやか天然発言は終始見受けられたこの日。例えば、一役に3時間を要する特殊メイクを施した「塚地さんのホクロに毛が生えているので注目してください!」と見どころを力説し、続けて「塚地さんはちゃっかり者」と劇中の設定でイジリ倒す。しかも塚地が一つ一つに「毛は特殊メイクね」「役柄ね」とツッコミ返す展開に笑いは尽きず。
また、綾瀬によるもう一つの見どころは「(斎藤)工先生の生卵です!」とアピール。生卵を連呼して止まらないため、斎藤も生・生卵を披露する展開に。鑑賞前の客席はぽかーんとしていたものの、鑑賞時になるほどと思えたはず。なお、間宮も個人的に生卵がツボなのだとか。
そんな本作を「愛があふれる可愛い作品になったと思います」(綾瀬)、「ポップでキュートな作品」(斎藤)、「妄想シーンの再現度がすごいし、誰が見ても幸せになる映画」(間宮)と自信を持ってアピールしていた。
映画『高台家の人々』(東宝配給)は2016年6月4日より全国公開
公式サイト
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