瑛太と松田龍平 主演映画『まほろ駅前多田便利軒』続編構想も!
[シネママニエラ] 映画『まほろ駅前多田便利軒』の完成披露試写会が、4月7日に新宿ピカデリーで実施され、主演の瑛太と松田龍平、子役の横山幸汰、そして大森立嗣監督が登壇し舞台あいさつを行いました。福岡、大阪を回り、東京で初お披露目となったこの日、入場は監督を筆頭に、あとから瑛太と松田龍平が、劇中のワンシーンを再現したかのように由良役の横山幸汰くんを抱えて登場。瑛太、松田龍平の作品に対する思いや撮影時の裏話、監督が続編への思いなどを語った。
本作は三浦しをん原作の「まほろ駅前多田便利軒」の映像化で、大森監督は「プロデューサーにやれって言われました(笑)。原作が楽しかったし、ふたりのキャラクターも面白かったので、きっといい映画になると思いました。最初から続編(の映画化)も視野に入れています。初めは脚本だけだったんですが、監督もやることになりまして……」と映画化の経緯を述べ、続けて瑛太と松田の演出について「ふたりの作る空気感がこの映画の見どころです。フレームの中でイキイキとしていました。なので細かいことはあえて言わずに、芝居の場だけ与えた感じかな。現場では自由に演じてもらって、邪魔をしないで見ていた」と明かした。
瑛太と松田の共演は、映画『青い春』『ナイン・ソウルズ』『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き、4度目となった。プライベートでも交流があるというふたりは、再共演について「共演する前から楽しみにしてました。元からの知り合いですが、現場が始まって緊張感があり、作品を楽しめ、いい時間を過ごせました」(瑛太)、「瑛太と共演することで生まれた雰囲気です。そんな空気感が映画になっています」(松田)と語った。劇中の多田(瑛太)と行天(松田)のように共同生活をできるか?と司会者から問われると、瑛太が「意外と大丈夫かも。龍平は皿洗いも掃除も好きみたいで、いろいろやってくれそうだし。いいんじゃないかな?」と松田にパス、それを受けて松田は「難かしいな~。でも瑛太は、しっかり者だし、仕事も分担できるかも」と絶妙なパス返しをみせていた。
横山は、本作が映画初出演、そしてこの日が初の舞台あいさつということで、かなり緊張気味ながら、優しく見守る監督、瑛太、松田にフォローされつつ、「(瑛太と松田が)休憩中にサッカーやゲームをしてくれて楽しかったです」といったきちんとしたコメントを発し会場を沸かせており、作風に合った和やかなムードの舞台あいさつとなった。
東日本大震災という未曽有の出来事後だけに、松田は「こういう時に映画を公開できること、その意味を感じてます」と神妙に語り、瑛太が「今、日本は大変な状況になってますが、東京の皆さんに、この映画を見てもらって日本を盛り上げてほしいです。エンターテインメントが落ち込んで、暗くならないようみんなで盛り上げていきましょう」と呼び掛ける姿が印象的。
映画『まほろ駅前多田便利軒』ストーリー
東京郊外のまほろ市で便利屋を営むバツイチ男・多田啓介(瑛太)のもとに、ある年の正月、中学の同級生・行天春彦(松田龍平)が転がり込んでくる。しっかり者と変わり者。水と油のような二人の便利屋に集まるのは、どこかきな臭いワケありの依頼人たち。ペットの世話、塾の送り迎え代行、納屋の整理―そんな仕事のはずだった。
日本公開=2011年4月23日
監督・脚本=大森立嗣
出演=瑛太、松田龍平/片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑、横山幸汰/梅沢昌代、大森南朋 /松尾スズキ、麿赤兒/高良健吾/岸部一徳
原作=三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文春文庫刊)
音楽=岸田繁(くるり)主題歌:くるり「キャメル」(SPEEDSTAR RECORDS)
配給=アスミック・エース
瑛太&松田龍平『まほろ駅前多田便利軒』インタビュー
公式サイト mahoro.asmik-ace.co.jp
©2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
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