[シネママニエラ]監督スティーヴン・スピルバーグ×製作ピーター・ジャクソンの超大作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が、2011年12月1日に公開されることが決定。スピルバーグは、自身初のフルデジタル3Dに臨んだことに対してコメントを発表。
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』予告編(日本語字幕なし)
本作は、全世界80カ国語で翻訳され、2億部以上を売り上げているベルギー生まれの人気コミック「タンタンの冒険」シリーズをベースに製作。監督スティーヴン・スピルバーグ×製作ピーター・ジャクソン、世界最高峰の2人の手による映画化が実現した。製作は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや映画『アバター』などでアカデミー賞視覚効果賞を受賞している「WETA」が担当する。
原作の「タンタンの冒険」は、世界中を飛び回り、スリルと興奮に満ちた冒険を最高に面白い記事にまとめ上げる少年記者タンタンと、相棒の勇敢な白いフォックステリアのスノーウィが主人公の物語。1929年から始まった連載は、ベルギーがナチスドイツに占領された1940年に中断された。しかし、自国はもちろん、戦争に苦しむ世界中の人々を元気づけたいと願った原作者エルジェは制作を再開。タンタンの物語を通して、好奇心と冒険心こそが、困難な状況から抜け出す力になることを示した。
「私が29年間、ずっと願い続けてきた「タンタンの冒険」の映画化が、ついに実現しました。この物語の世界観と、タンタンのイメージを壊さないために、初めてフルデジタル3D映画に挑戦しています。日本の皆さんに素晴らしい体験をお届けするまで、楽しみに待っていてください」
映画化にあたって、原作のイメージを壊すことを恐れたスピルバーグは、タンタンの熱烈なファンだった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ監督のピーター・ジャクソンに声をかけ、意気投合した2人はフルデジタル3Dにてテスト版を製作。これを観たスピルバーグは、ジャクソンとならタンタンの世界観を完全に再現できると確信し、遂に夢への第一歩を踏み出した。製作を開始したジャクソンは、「スティーヴンが映画作りするところを横で見ているのは最高だったよ!これでやっと我々は、彼を21世紀に連れて来られたわけだからね!」と語る。
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』ストーリー
ある日タンタンは、ガラスケースに入った帆船の模型を一目で気に入り、購入する。するとなぜか、立て続けに二人の男が、タンタンからそれを高値で買い上げようとする。船の名前は“ユニコーン号”。謎を察知したタンタンが調べると、17世紀に海賊の襲撃を受けて、洋上で忽然と消えた船だった。やがてタンタンは、マストに隠されていた羊皮紙の巻物を発見する。そこに記された暗号が、ユニコーン号の財宝のありかを示しているのだ! 船の模型は三つ、巻物が三つそろって、初めて暗号が完成する。財宝を狙う者たちの驚くべき正体とは? 迫り来る危険と闘いながら、今、タンタンの冒険が始まる。
出演者
ジェイミー・ベル『リトル・ダンサー』『ジャンパー』
アンディ・サーキス『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
ダニエル・クレイグ『007』シリーズ
サイモン・ペッグ『M:i:Ⅲ』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
ニック・フロスト『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
原題=THE ADVENTURES OF TINTIN
日本公開=2011年12月1日
配給=東宝東和
公式サイト
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