瑛太、松田龍平

瑛太&松田龍平『まほろ駅前多田便利軒』インタビュー

映画インタビュー

――2人の間合いが独特で、その間(ま)がキャラクターを現していたように感じました。
瑛太:現場に入る前に本読みもありましたけど、監督から間(ま)に対する指示はなくて、現場であのリズムになりました。実際見てみたら、正直、結構間(ま)があったなって思ったのですけど。あの時の2人の関係性を表していたのだと思いますね。

瑛太&松田龍平『まほろ駅前多田便利軒』
瑛太&松田龍平

松田龍平:そうですね。あの脚本に書かれている行天の台詞や行動が、すごく行天のキャラクターを想像させるものだったから、無いものから膨らませる必要がなかった感じがします。実際に撮影に入ってから、相手の言葉を聞いて、それに対して答えるという。それがすごくスムーズに出来ました。なので、台詞を言っているのとは違う感じで、お芝居が出来た気がしますね。

――本編の中で、お好きなシーン、もしくは愛着のあるシーンはありますか?

瑛太:多田と行天が事務所で言い合いになったあと、出て行った行天が多田を追いかけていって少し会話をするシーン。演じているときは気付かなかったのですが、出来上がった本編を観たら、ふたりのすごく微妙な空気感がよく出ていて、「あぁ、このシーンはこういうシーンだったんだ」と、改めて感じました。「いいシーンだな」と。

松田龍平:多田と行天が再会するシーン。割りと最初の頃に撮影したので、現場がどんな雰囲気になるのか楽しみでもあり、不安でもあった印象があるのですが、完成したときにすごくすーっと観ることができて、「良いシーンだな」と思えました。他にも自分がイメージしていたことを超えて、客観的に作品を観て笑えるシーンが何個かあって、雰囲気がすごく良かった。

――俳優をされるうえで、心がけているのはどのようなことですか?

瑛太:健康状態が、一番いい状態で撮影に臨むことだと思います。最近、ちょっとずつ肉体の衰えを感じていまして、やはり10代後半の頃とは、ちょっと変わってきたなと感じることがあるんです(笑)。なので、ちゃんと筋トレをしなきゃなって。やらないと風邪をひきやすいんです。

松田龍平:僕もそう思います。身体が健康だと、心も健康になってくると思います。それって意外だけど、すごく重要なこと。でも、衰えは感じないで すね。『まだ大丈夫』って気持ちでいますけど。それは、あんまり考えたくないです(笑)。

日本公開=2011年4月23日
配給=アスミック・エース
公式サイト
©2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会

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