[シネママニエラ]女優の有村架純が6月11日、主演映画『夏美のホタル』初日舞台あいさつに、恋人・慎吾役の工藤阿須加、過去に事故で傷を負ってしまった心優しい小さな商店の店主・恵三役の光石研、その母親・ヤスエ役の吉行和子、原作者の森沢明夫、そして廣木隆一監督と登壇した。
有村架純主演×廣木隆一監督で森沢明夫著の『夏美のホタル』を実写映画化
盛大な拍手の中、登場したキャスト一同が観客に語りかける。「朝から優しい気持ちになれましたか? 人と人との繋がりを描いているので、 今日一日を穏やかに過ごしていただけたら嬉しいです」(有村)、「人と人との繋がりを思い出させてくれる作品です。いま優しい気持ちになっているんじゃないでしょうか?」(工藤)。
「あたたかい気持ちになっていただけましたか? ご 家族の方にも宣伝していただいて、多くの方にご覧いただきたいと思います」(光石)、「気持ちの良い映画になって いるかと思います」(吉行)、「原作の持つあたたかい温度が、スクリーンに出ている映画だと思います」(森沢)、 「この映画、応援してもらえると嬉しいです」(廣木監督)と、穏やかにご挨拶。
そして有村は、「(工藤が演じた)慎吾と部屋でふたりきりのシーン」を思い出に残るシーンに挙げ、「二人は恋人同士でお付き合いも長い設定ですが、落ち着き過ぎても良くない、慣れすぎてもよくないという距離感や関係性は難しかったです。慎吾と枝豆を食べているシーンがファーストシーンでしたが、リハーサルを何回もして、すごく印象に残っている」と、演技の難しさを振り返った。
なお、廣木監督は「僕は、ひと夏の話が大好きなんです。あるシーズンを人が出会って別れていくという。静かな映画になるといいなと思いました」と話していた。
映画『夏美のホタル』(イオンエンターテイメント配給)は2016年6月11日[土]より全国公開
公式サイト http://natsumi-hotaru.com/