[シネママニエラ]俳優の佐々木蔵之介が6月16日、映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の完成報告会見に出席し、「今度は倍走ると言われてウソでしょ!と思ったけど、超高速で続編が決まりました。でも皆と再会できると思うと嬉しかったです」などと述べた。
会見には佐々木を初め深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、柄本時生、六角精児、陣内孝則、西村雅彦、菊千代(猿)、本木克英監督が登壇した。本木監督は「作品を評価していただきとても嬉しかったです。前作がまさかの大ヒットで、調子に乗って続編を作っちゃいました」とお茶目にコメント。
本作は佐々木蔵之介演じる内藤政醇が率いる、金・人手・時間の無い弱小藩の湯長谷藩が、知恵と工夫で幕府の無理難題に挑む様を捉えた、痛快歴史エンターテイメント映画『超高速!参勤交代』の続編。前作が参勤の往路のお話しで、今作は交代の復路のお話しになっている。
この日は、全員が和装で登場。雨模様が心配された中、つかの間の晴れ間に江戸城=皇居の見える位置でフォトセッションを行った。走るポーズを披露すると、佐々木が出発の一声をあげると、誰からともなく劇中同様の掛け声「えっさ、ほらっさ」が起こった。続編とあってチームワークは抜群だ。
「いわきで撮影し、コメディもアクションもパワーアップしています」(深田)、「露天風呂でのお色気シーンもあるのでよろしく」(寺脇)、「(猿の)菊千代がすごく成長して肩にも乗ってくれるし言うことを聞くようになった」(柄本)、「前作で老中のメイクが濃いとの批判がありまして、今回はもっと濃くデヴィッド・ボウイばりです」(陣内)、「現いわき市・湯長谷でようやくロケできた」(監督)などとアピール。
そして、佐々木が「続編というと引き算になってしまうことも考えられましたが、やりすぎたかもしれないというくらいの満足感で私はやりつくしたと思うほど盛りだくさんになっています。前作を経験させていただき、時代劇って面白いな、楽しいなと感じました。それと同時に自由で、陣内さんのメイクや、西村さんの声しかり、なんでもアリなんだと思わせてもらいました。親しみをおぼえていただける、娯楽作品に仕上がっていると思いますのでよろしくお願いします」と締めくくった。
映画『超高速!参勤交代 リターンズ』あらすじ
前作で見事江戸への参勤を成し遂げた湯長谷藩だったが、そもそも参勤交代とは【参勤】だけでなく藩に帰る【交代】まで終えてこそ完結するもの。湯長谷藩の参勤交代は、まだ終わっていなかった! 今度は故郷を目指し、ゆっくり江戸を出発した一行だったが、その道中に湯長谷で一揆が起きたとの知らせが入る。2日以内に一揆を収めなければ、藩のお取り潰しは免れない。彼らは行きの倍の速さで帰るはめに。
(日本映画/119分)
映画『超高速!参勤交代 リターンズ』予告編
©「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
映画『超高速!参勤交代 リターンズ』(松竹 配給)は2016年9月10日[土]より全国公開
公式サイト http://cho-sankin.jp/
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