[シネママニエラ]俳優の神木隆之介が7月7日の七夕に、映画『君の名は。』の完成披露試写会舞台あいさつに、上白石萌音、長澤まさみ、谷花音、市原悦子、新海誠監督と出席。七夕当日とあって登壇者は全員浴衣姿で、各自が七夕の願い事を書いた自筆の短冊を披露した。
映画『君の名は。』の完成披露試写会舞台あいさつの写真<各自の自筆短冊写真など>
神木は「新海監督とカフェに行きたい。」という監督愛を改めて明かした。監督によると「神木君は、本当に僕の作品をよく観てくれていて。自分が覚えていないことまでも、話題に上がったり、質問されたりする」のだと感嘆するほど。そのため神木は「食事にするとハードルが高くなるので、あえてカフェ。たくさんお話しがしたいので、お店の開店から閉店まで」粘る計画だという。
上白石は「七夕の織姫と彦星にちなんで、いつか運命の人と出逢えますように」と女の子らしいお願いごとを披露。続く長澤は「作品とは関係ないのですが」と前置きし「いつか宇宙に行ってみたい」とちょっぴり唐突なお願いとなり、会場も沸いた。谷は「今年こそ泳げるようになる。」、市原は「宇治平等院の天女になりたい!!」と続いた。[©2016「君の名は。」製作委員会]
これらを聞いて、「みんな作品と関係ないものばかり…」とボヤキ気味?!の監督が「(この)作品が運命の観客と出逢えますように。」としてきれいにまとめた。これには「誰かにとって、この映画が自分のためにあると思えるようになれば」という願いが込められていると補足すると、思わず唸り声をあげる観客も。監督に拍手が送られた。
「僕一人で完成したものではなく」と強調する新海監督には、そもそも「本作は思春期のあなたのために」との思いがあるという。そして「思春期は6歳であることもあるし、50歳を過ぎてという場合もあると思う。実際に自分も40歳を過ぎているが、思春期だと思える」と持論を披露し、観客の心に寄り添う作品の誕生の背景を垣間見せた。
なお、本作の北米公開が決まったとの朗報が発表となった。
映画『君の名は。』(東宝 配給)は2016年8月26日[金]より全国公開
公式サイト http://www.kiminona.com/