[シネママニエラ]冒険家・三浦雄一郎&豪太親子が認めた山岳映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』のトークイベントが行われた。
映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』作品情報・予告編
本作はアジア初ヒマラヤ8,000メートル級高峰14座の登頂に成功した、実在の登山家オム・ホンギル率いる「ヒューマン遠征隊」がエベレストで死んだ仲間の亡骸を探すために行った過酷な遠征を映画化した実話。韓国を代表する俳優ファン・ジョンミンが演じる実在する伝説の登山家オム・ホンギルが、かつての最強のパートナーであり愛弟子パク・ムテクを家族の元へ返すべく、過酷極まりないエベレストへと向かう姿が描かれる。
雄一郎氏は「普通、山映画はストイックで厳しい、辛い、命懸けだけど、映画前半はユーモアがあって青春ドラマから始まる。さらにドラマでなければ表現できない滑落シーンや雪崩のシーンも、ドラマのおかげでなおさら臨場感があった」と絶賛。
そして豪太氏も「最初はヒマラヤ映画が続くな~と思って観ていた」と笑いつつ、「だんだんと映画に引きこまれた。実際に呼吸の仕方やトランシーバーでそのまましゃべれない感じが本当に登って撮ってるのではと錯覚させるくらい、リアリティに溢れていた。オム・ホンギルさんと山で実際によく会いますが、劇中で一生懸命スポンサー集めをしている姿を見て、どこの遠征隊も同じ苦労をしながら山に登るんだなと思った」と続けた。
実は、V6の岡田准一主演の日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』についても、雄一郎氏は「まず映像の迫力がすごい。岡田さんの演技は一流の登山家のような足取りと雰囲気、本当にアスリート感が出ていた」とベタぼめ。
そして韓国初の本格的山岳映画となった本作を「単なる山映画を超えた、素晴らしいヒューマンドキュメンタリー」と評価する。映画のテーマについて豪太氏は「登るだけでも大変だが、そこから遺体を回収するのは、とてつもないこと。絆が強いというのは苦しいことでもある」と力説。
「人としての温かみとユーモアが山へ挑む男たちの本当の強さと優しさを知らしめてくれる。命懸けの絆が描かれた素晴らしい山岳映画だ。感動した」
映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』(CJ Entertainment Japan)は2016年7月30日[土]よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開
公式サイト http://himalayas-movie.jp/
映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』あらすじ
登山家オム・ホンギル(ファン・ジョンミン)は引退後、ヒマラヤ4座を共に登頂した最愛の後輩ムテク(チョンウ)が悪天候のため、下山中に遭難死したことを知る。そこは人間が存在できない“デスゾーン”エベレスト地上8,750メートルの地。誰もが遺体回収を諦める中、ホンギルは数々の偉業を成し遂げたかつての仲間たちを集め“ヒューマン遠征隊”を結成。エベレスト山頂付近の氷壁に眠る仲間のため、山岳史上最も危険で困難な登攀に挑む。“必ず迎えに行く”友との最後の約束を果たすために
(2015年韓国映画/シネスコ/カラー/5.1chデジタル/字幕翻訳=小寺由香/124分)
映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』予告編
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映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』(CJ Entertainment Japan)は2016年7月30日[土]よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開