福士蒼汰(長男・曇天火役)
「本広監督作品はとてもキャラクター達が格好良く描かれていて、かつ、リアリティに溢れていると思います。今回も『曇天に笑う』の各キャラクターをクールに、そして温かく作って頂けると信じているので、僕も監督の力をお借りして、曇天火を精一杯演じていきたいです」
「それぞれのキャラクターが魅力的だと思いました。どのキャラクターにも過去があり、読者それぞれ好きなキャラクターができる作品なので、実写するにあたっても、原作のキャラクター達の魅力を取り入れられたらと思います」
「比較的自由にやらせていただいていて、自分が〝天火ってこういう動きするのかな”とトライしてみると、監督も〝いいね“といってくださって、やりがいのある現場だと思います」
「クランクイン初日は曇家と金城白子とのシーンでしたが、監督もここで各キャラクターを掴んでほしいとのことで、何回も段取りを繰り返し、いい空気感だったと思います」
「撮影が始まって数日なので、まだ探り探り演じています。本広組はすごく明るくて、笑いの多い現場でいい雰囲気ですが、締めるところは締めてやっている現場だなと思います」
「天火という役は、すごく頼りがいがある〝ザ・兄貴“という男なので、自分もそういう存在になれるように、お兄ちゃんとして頑張りたいと思います」
「日本のスペシャルエンタテイメントとして、ド派手に盛り上げていきたいです。日本国内に限らず世界中の人にも見て欲しいです」
「今回特に感じていることは、ただアクションをするのではなく、アクションの細かい所作の中で天火のキャラクターを見せていきたいと思っています」
「まず、鉄扇を武器として戦うことが初めてで、32cmと短くて相手との間合いの近さに苦戦することもありますが、一番は扇を開いた状態でのアクションが難しいです。空気抵抗を受ける中で、舞うような戦い方になるので美しく動けるように研究したいと思います。鉄扇という武器自体がすごく新しくて、人を殺めない天火らしいと思います」
「和と洋の混ざり合った文明開化の時代、僕が好きな時代の一つです。髷をゆっている者がいる中でスーツを着た者、和洋折衷な服を着ている人々、とても素敵だなと思います。タイトルの通り、『笑う』ということをテーマに曇天ワールドを作っていきたいと思います」
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曇天火(くもう・てんか)
滋賀県大津、琵琶湖湖畔にある曇神社の第14代目当主であり、曇天三兄弟の長兄。琵琶湖の中央に建設された監獄・獄門処への橋渡しを生業としている。天真爛漫な性格で、大津の人々から愛される「太陽」のような存在。伝説の化物「大蛇」を追う右大臣岩倉具視直属部隊「犲」の隊長であった過去を持つ。鉄扇を武器とした戦闘を行い、その腕前はかなりのものである。
福士蒼汰(ふくし・そうた)プロフィル
1993年東京都出身。2011年、テレビドラマ「美咲ナンバーワン!!」で俳優デビュー。同年「仮面ライダーフォーゼ」の主人公役でTVドラマ初主演。同シリーズで映画初主演も果たした後、多数のドラマ、映画、CMに出演する。
主な出演映画作品に、『図書館戦争』シリーズ、『好きっていいなよ。』、『神さまの言うとおり』、『ストロボ・エッジ』など。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が本年公開予定。