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<キアヌ・リーヴス>映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』の脚本に心を動かされた

[シネママニエラ]俳優のキアヌ・リーヴスがクライムスリラー映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』についてインタビューに応じた。

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「脚本を読んで、本当に心を動かされたんだ。製作に入ったのは、自分が関わることで資金調達の面で手伝える部分があるのではないか、この作品がつくられることに貢献できればと感じたからで、アナ・デ・アルマス演じる女性は、夫を戦地で亡くし、心に大きな痛み、傷を抱えていて、私が演じた刑事スコッティもまた妻を亡くし、その彼女を悼んでいる。傷を抱えている全く違う世界にいる二人が、最終的に一つの物語に絡んでくるところに心動かされるものがあったんだよ。

(映画『ノック・ノック』に続いて2度目の共演となった女優アナ・デ・アルマスは)本当に素敵な女性で、女優としても傑出している。感情面での深み、そしてイノセンスを表現することに長けている、センスがいい役者だと思う。そしてミラ・ソルヴィノはウディ・アレン監督作品での記憶が鮮烈に残っているけれど、実際に彼女に会えたことは、僕にとって光栄なことだった。共演シーンは互いに脆さを出さなければいけなかったけど、大胆で勇気をもった演技を見せてくれた。

本作の見どころは物語。アナ・デ・アルマス演じる女性に何が起きたのかが最後に明かされる。それは非常に暴力的なことでもあるけど、人はどんなことがあっても生きていける。この作品は人の生きる力を描いたのかもね。

このところ、映画『ジョン・ウィック』『砂上の法廷』『ノック・ノック』とバラエティに富んだ作品が続いたのは、意識して違うタイプの役を演じているかもしれない。『ジョン・ウィック』は本当に作っていて楽しい映画だったけど、その後の『砂上の法廷』はいわゆる法廷ドラマだったし、僕にとってはコメディの(笑)。『ノック・ノック』をイーライ・ロス監督とともに作ったりと、違うジャンル・役柄・タイプの作品に確かに出ているし、ここのところコメディを増やしたいなと思っている。際立った個性を持つキャラクターにユーモアなどをミックスしていく、そんな役が増えているのかもしれない。

今後はニコラス・ウィンディング・レフン監督の『The Neon Demon(原題)』、アナ・リリー・アマポアー監督の『The Bad Batch(原題)』が待機作で、近未来SF『Replicas(原題)』の撮影が8月にスタートするよ」

映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』あらすじ

ニューヨーク市警の刑事スコッティは、殺害された相棒ジョーイの犯人を追う。しかし、悪い噂のあったジョーイの事件に同僚の協力は得られない。難航を極める捜査の唯一の手掛かりはジョーイが撮った写真に写る謎の美女だけだった。一人で捜査を進めようとするスコッティは危険な闇に迷い込む。
(2015年/アメリカ映画/102分)

映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(ハピネット配給)はカリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016にて、2016年8月9、12、15日に上映。その後、梅田、名古屋ほかにて順次上映
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