[シネママニエラ]7月16日公開のスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の豪華声優陣が決定した。主人公の海(うみ)役には、長編アニメーション映画初挑戦となる長澤まさみ。海が心を寄せる少年・俊(しゅん)役には、『ゲド戦記』(2006年)での王子アレン役に続き、再び宮崎吾朗監督とタッグを組む、岡田准一(V6)が演じる。
「海ちゃん役の長澤(まさみ)さんに関しては、三谷幸喜さん脚本のドラマ『わが家の歴史』での彼女のお芝居が良かったので、決めました。そして、海ちゃんの相手役の俊くんには、『ゲド戦記』にも出てもらった岡田(准一)くんに。一度一緒にやっているので、気心が知れているので、お願いすることにしました」と、鈴木敏夫プロデューサー。
本作は、東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜を舞台に、16歳の少女・海(うみ)と17歳の少年・俊(しゅん)の出会い、交流、そして高度経済成長期という時代の中でまっすぐに生きる二人の姿を描く。
長澤は、「喜びと同時に、ジブリ作品が大好きなので私で大丈夫かなと少し不安もありますが、とにかく楽しむことを忘れないように自分らしく出来たらと思います。声優は初めてのことですが、海ちゃんのしっかりとした芯のあるところをキチンと出せるよう、丁寧に落ち着いて取り組みたいです。(脚本を読んで)私たちに何が本当に必要なのか考える時間を持ってみることも大切なのではないかと思いました」とコメント。海(うみ)は、高校二年生の少女。父を海で亡くしたが、長女として仕事を持つ母親を助けつつ「コクリコ荘」の下宿人含め6人の大世帯の面倒を見ている役どころ。
そして岡田も、「宮崎吾朗監督とは、二度目のお仕事になりますが、今回もお話をいただけたこと、そして大好きなジブリ作品に参加させていただけることを大変光栄に思います。監督やキャスト、スタッフの皆様に支えていただき、いつまでも観続けられるジブリ作品の力に、少しでもなれるように精一杯演じたいと思います」と述べた。俊(しゅん)は、新聞部の部長を務めている、高校三年生だ。
企画・脚本が宮崎駿。監督は『ゲド戦記』以来5年ぶりに演出を手掛ける宮崎吾朗。また初共演となる長澤&岡田を支えるのは、スタジオジブリ作品常連の竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志。初参加となる風間俊介、大森南朋やジブリ作品2度目となる香川照之ら実力派俳優陣が脇を固めます。
キャラクター&キャスト
長澤まさみ=松崎(まつざき)海(うみ)(主人公・16歳の少女)
岡田准一(V6)=風間(かざま)俊(しゅん)(17歳の少年)
竹下景子=松崎花(はな)(海の祖母)
石田ゆり子=北斗(ほくと)(コクリコ荘に下宿する研修医)
風吹ジュン=松崎(まつざき)良子(りょうこ)(海の母)
内藤剛志=小野寺(おのでら)善雄(よしお)(海と俊の両親の旧友)
風間俊介=水沼(みずぬま)史郎(しろう)(俊の親友)
大森南朋=風間(俊の父)
香川照之=徳丸(とくまる)社長
映画の制作状況は、3月に行われた主題歌発表記者会での鈴木プロデューサーの発言にあった通り依然遅れてはいるものの、5月から主要キャストによるアフレコも本格的にスタート。宮崎吾朗監督は、「岡田君は一度一緒にやって信頼しているから。長澤さんを選んだのはカンです。カンは大当たりでした。アフレコはとても順調に進んでいます」と発言。本作のキャッチコピーは「上を向いて歩こう」だ。
日本公開=2011年7月16日
配給=東宝
公式サイト http://www.kokurikozaka.jp/
©2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
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◆原作
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