[シネママニエラ]能年玲奈を改め、のんとしてアニメ映画初主演を果たす『この世界の片隅に』は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で、大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いていく女性・すずを描く物語。のん「生きるっていうだけで涙がぽろぽろがあふれてくる作品」だと話す。
こうの史代の原作を、映画『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が映画化。約6年の歳月をかけ徹底的な時代考証・現地考証を重ね、現在は見ることができない広島の街並みをかつての輝きそのままに再現。監督は「戦争を描きたいわけではなくて、戦争中のその普遍的な生活を描きたかったのです」という。
(主演の声をのんさんに起用した理由は)6年前「この世界の片隅に」をアニメーションにしようと思ってからずっと、すずさんの声を探していました。監督補の浦谷さんと互いに誰が良いかを考えていたところ、2人とも同じ声を思い描いていました。ご縁に恵まれて、のんさんの声をマイクを通して聞いた時、何年も前から自分たちが想像してきた声が、すずさんとなって現れました。その時、のんさん以外のすずさんは考えられないと確信しました。すずさんに命を吹き込んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は本当に幸運に恵まれたと思います。
片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』でも主題歌を担当したコトリンゴは、本作の主題歌ほか劇中楽曲も担当。『この世界の片隅に』オリジナルサウンドトラックは11月9日発売予定。
映画『この世界の片隅に』あらすじ
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。
(日本映画/125分予定)
映画『この世界の片隅に』予告編
第29回東京国際映画祭特別招待作品
映画『この世界の片隅に』(東京テアトル 配給)は2016年11月12日[土]よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開
公式サイト http://konosekai.jp/
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映画『この世界の片隅に』ポスタービジュアル
企画 丸山正雄
監督補・画面構成 浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督 松原秀典
音楽 コトリンゴ
プロデューサー 真木太郎
製作統括 GENCO
アニメーション制作 MAPPA
映画『この世界の片隅に』(東京テアトル 配給)は2016年11月12日[土]よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開
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