[シネママニエラ]俳優のデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、そしてアントワーン・フークワ監督が9月10日(現地時間)、第73回ヴェネツィア国際映画祭での『マグニフィセント・セブン』記者会見に出席。
会見はおよそ1時間に渡り、悪人の定義、役の背景、アクションと暴力描写、監督の演出スタイルなどについて各国の記者からの質問が相次いだ。
監督は「基本的には黒沢(明監督)の物語とDNAを受け継いでいる。ノリノリで「よっしゃ、復讐しに行こうぜ!」というものではなく、やるべし!と代償を伴う覚悟をもって臨む。撮影は(デンゼル・ワシントンとタッグを組んだ)映画『トレーニング・デイ』と似たスタイルだ」と述べており、デンゼルは「キャラクターに魂を吹き込むことは常に心掛けている」といった真摯なコメントを残した。
黒澤明監督の時代劇『七人の侍』と ジョン・スタージェス監督の西部劇『荒野の七人』をベースに、リメイクしたハリウッド映画。物語はローズ・クリークの町が舞台。人々は、バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)の支配下で絶望的な日々を送っていた。そこでエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)を中心とした、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、グッドナイト(イーサン・ホーク)、ジャック(ヴィンセント・ドノフリオ)、ビリー(イ・ビョンホン)、バスケス(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)、レッド(マーティン・センズメアー)という7人のアウトローを雇う。町を守るために立ち上がった彼らは、いつしか自分たちの目的が金だけではなくなっていることに気付く。
映画『マグニフィセント・セブン』予告編
映画『マグニフィセント・セブン』(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給)は2017年1月27日[金]より全国公開
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