[シネママニエラ]俳優の神木隆之介が9月24日、東京将棋会館で行われた「第5回J:COM 杯『3月のライオン』子ども将棋大会表彰式」にプレゼンターとして参加したはずが、実は神木への「アマ初段免状」のサプライズ授与の場となり、「凄く嬉しい気持ちでいっぱいですけれど……大丈夫ですか?荷が重い。まさかのことだったので驚いている気持ちがいっぱい」とあまりに驚きすぎて、こう語るのが精一杯。
これは漫画家・羽海野チカによる同名人気コミックをベースに、神木が主演し来年の3月18日、4月22日に公開される映画『3月のライオン』の物語は将棋界を描いている縁で実現した。なお、映画の撮影前から役作りの為に駒の指し方一つから特訓を重ね、将棋監修のプロ棋士たちからも将棋の実力を認められた神木に対して、日本将棋連盟会長・谷川浩司 九段から「アマ初段免状」(日本将棋連盟の発行するアマチュア正式免状)が、サプライズで授与された。
何も聞かされていなかった神木は「え?俺ですか?え?え?」と目を見開いて驚き顔。その横で谷川九段は「指導をした若手棋士からは、駒を打つ手つきが素晴らしいという事と、小さな頃から芸能界で活躍されているので指導を受けている時の集中力が素晴らしいと聞きました。そんな神木さんには今後も長く将棋を続けていただきたい」と授与の理由を説明した。
この子ども将棋大会は、全国7会場の将棋大会を勝ち抜いた天才子供棋士たちによるチャンピオン大会。優勝者の伊藤誠悟さん(13)には副賞として、将棋を指す音が桐山零の子供時代の駒音として使用される「駒音出演権」が贈呈された。
また、同日は大友啓史監督が「子どもの頃からプロの俳優として活躍してきた神木は、零のキャラクターと重なる部分が多い」と話す、神木隆之介扮する主人公・桐山零ビジュアルも解禁!これには映画化を待つファンにとっても、「March comes in like a lion, and goes out like a lamb.(3月は、ライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかな気候で終わる)」を想起させる、零の闘いと愛の物語の始まりを表している。
神木は、棋士を演じる上での苦労点を聞かれると「手つき」と「駒音」を挙げて「プロの棋士の方が出す駒音が最初から出ないし、将棋は初めてだったので勉強して苦労したことはいっぱいある」と吐露し、「アマ初段免状を頂きまして、もっともっと僕も映画公開に向けて将棋を勉強していきたい」と熱き思いを口にした。
2部作
映画『3月のライオン』【前編】(東宝、アスミック・エース配給)は2017年3月18日[土]より全国公開
映画『3月のライオン』【後編】(東宝、アスミック・エース配給)は2017年4月22日[土]より全国公開
公式サイト http://3lion-movie.com/
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