[シネママニエラ]鬼才監督ラース・フォン・トリアーの甥ヨアキム・トリアー監督が、映画『母の残像』(原題 LOUDER THAN BOMBS )で描写するのは謎の死を遂げた女性戦争写真家の家族物語。彼女の死の真実に直面したその時、浮き彫りになる遺された夫、息子たちの交錯する想いとは?
ヨアキム・トリアー監督は、長編デビュー作『リプライズ』(06)でノルウェーアカデミー賞にあたるアマンダ賞にて3部門受賞。続く映画『オスロ、8月31日』(11)はカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されたほか、世界各国の映画祭で絶賛され、NYタイムズに「センセーショナルな才能」と評されました。そして長編3作目にして初めての英語作品となるのが本作。キャストには、ガブリエル・バーン、ジェシー・アイゼンバーグ、イザベル・ユペール、デヴィン・ドルイド、デヴィッド・ストラザーンといった個性派かつ実力派が揃っている。
映画『母の残像』あらすじ
著名な戦争写真家であった母イザベルの突然の死から3年後、開催されることになった回顧展の準備のため、長男のジョナが父ジーンと引きこもりがちな弟コンラッドが暮らす実家に戻ってくる。イザベルの死には事故なのか自殺なのかなど不可解な部分が多くあり、当時まだ幼かったコンラッドにはその真相は隠されていた。久しぶりに集まった彼らは、写真展の準備の過程でイザベルへのそれぞれの思いを語るなか明らかになる彼女の知られざる一面や秘密に戸惑い、悩む。
(原題 LOUDER THAN BOMBS (2015)IMDb /ノルウェー・フランス・デンマーク・アメリカ映画/カラー/ビスタ/109分)
映画『母の残像』予告編
© MOTLYS – MEMENTO FILMS PRODUCTION – NIMBUS FILMS – ARTE FRANCE CINEMA 2015 All Rights Reserved
第68回カンヌ国際映画際コンペティション部門出品
映画『母の残像』(ミッドシップ 配給)は2016年11月26日[土]よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
公式サイト http://hahanozanzou.com/
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