サイトアイコン シネママニエラ

<小林薫>映画『続・深夜食堂』続編は予想外!

[シネママニエラ]俳優の小林薫が主演しマスター役をつとめる『深夜食堂』の映画化第2弾『続・深夜食堂』の完成披露舞台あいさつが丸の内TOEIにて行われた。小林は「めしやでマスター役をやってます。映画も2作目、ドラマは4作目に入りました。全部含めてここまで続くと思っていませんでした。うれしいことなんですが、予想外」だと打ち明けた。

小林薫

原作は、安倍夜郎著の国民的・食コミック「深夜食堂」(ビッグコミックオリジナル)。心とお腹を満たした食ドラマの先駆け『深夜食堂』が『続・深夜食堂』として再び劇場へ。物語の舞台は賑やかな街のとある路地裏にひっそり佇む「めしや」。マスターのもとに悲喜こもごもを抱えた客たちが集う。

映画『続・深夜食堂』完成披露試写会登壇者のコメント

役名入り提灯を手に
この日の舞台あいさつは総勢14名が登壇。大所帯を取り仕切った松岡錠司監督は「これだけの人数がいると気が遠くなりますよね。名誉だなと思ったのは、20代から80代まで、1つの映画の中で様々な世代が演技のアンサンブルを繰り広げること。その幅の広さは僕の1つのテーマでもある。面白いと思います。庶民の人情喜劇、それを魅力的な方々が演じることでいかに面白いか確かめていただきたいと思います」と話す。

劇中「めしや」の店内には新宿・花園神社の熊手が飾ってある。そのため、この舞台上にも中村屋さんが特別に制作した全長4メートル、価格約50万円とされる巨大熊手が登場! 花園神社の酉の市と同様に、中村屋の「ヨオー!」の掛け声と拍子木の音で、監督・キャストと客席500名による三・三・七拍子の手締めを行った。

映画『続・深夜食堂』完成披露舞台あいさつ @丸の内TOEI

映画『続・深夜食堂』(東映 配給)は2016年11月5日[土]より全国公開

映画『続・深夜食堂』完成披露試写会登壇者のコメント
映画『続・深夜食堂』作品情報・予告編
<岡田義徳×コ・アソン>Netflix「深夜食堂-Tokyo Stories-」ゲスト出演を語る
深夜食堂|松岡錠司×小林薫
映画「深夜食堂」をAmazonで購入する
「続・深夜食堂」をAmazonで購入する
深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)をAmazonで購入する
公式サイト http://www.meshiya-movie.com/
公式SNS Twitter | Instagram | facebook

小林薫さん

小林薫
路地から入った店(めしや)も主役だし、料理もゲストも主役だし、そう思っていたけど、パンフレットを見たらレギュラー陣は絞っても16人いる。オダギリくんたちもいれたら24~25人いて、ドラマでも映画でもそんなのないんじゃないかなと。常連というくくりで、彼らにもドラマがあるというのを、不破さんとか綾田さんとか見ていて感じるでしょ?常連さんも主役だし、そういう意味ではいろんな見方がちりばめられている作品だなって。どういうわけだか「深夜食堂」という作品が少し独り歩きしているようなところがあって、去年韓国に行った時もネットでドラマを見ているファンがすごく多かった。台湾でもそのままのタイトルで台湾版がはじまったり、「深夜食堂」には人の気持ちをとらえるというか、アジアに広がってファンが増えているというのをソウルいったときに実感しました。続編になっても「深夜食堂」はまだいくらでもあるんだなって、こんなお話しも紡いでいけるんだと楽しみに思っていただけたら幸いです。

松岡錠司監督

今日がお披露目なんですけど、初めて身銭を切った方々が見る会です。それに応えられているか、戦々恐々としていますが、楽しみにしています。続編はやったことがないからハードルが高いなと思った。「深夜食堂」を分かっている方々に「続編」として作品を発信するのはけっこうなプレッシャーだなというのを感じた。唯一言えるのは、前回よりもっとお腹がすきます。ご覧になった後は何か胃に入れたくなる。そうやって誰かと話してどんどん広がっていくといいなと思います。これからも一つよろしくお願いします。

多部未華子さん

前作でみちるはどこまででも話を広げられる終わり方で、もし続編があるならまた…と思っていた。ラッキーという気持ちでガッツポーズをしました。取材の方々に『レギュラーとして』と言われるのがまだ慣れなくてこっぱずかしいというか、でもすごくうれしいです」

不破万作さん

7年間ずーっと忠さんをやっています。そんなにやっていたんだと思いますが、“めしや“はマスターが飽きない限りもう何年か続けてほしいです(笑)

安藤玉恵さん

小島(聖)さんが演じられた役のことが自分にも起こったらどうしよう。すごく若い男の子に惚れられたらどうしよう、という妄想は楽しいですよね。自分にも起こったらいいなって思いました。

宇野祥平さん

7年間続いて変わらない”めしや”があって、とずっと思っていたんです。けど今回みんな年を取っていて、そういう変化も見れるなって。時間を感じてもらえたら素敵な作品だと思います。

金子清文さん

こういう風体をしてますが、映画ではサラリーマン風の常連客をやらせてもらっています。多部未華子さんはじめレギュラーが増えまして、頼もしく見ました。町内会に顔の見える人が増えたみたいでよかったです。

須藤理彩さん

マスターのところに7年通い続けているんですが、だれでも受け入れてくれるし、疲れた女性陣には癒されるというか、温かい世界に包まれるなと。

小林麻子さん

いろんな世代の女性が右往左往して悩んでいるのを見るといいですよね。頼もしい先輩たちがいっぱいいていいなと思いました。

光石研さん

現場に行ったら薫さんがいらっしゃって監督もいらっしゃって、そこに行くとすごくホッとするんですよね。また帰ってきたという気持ちで、すごく素敵です。

映画『続・深夜食堂』(東映 配給)は2016年11月5日[土]より全国公開

映画『続・深夜食堂(ぞく・しんやしょくどう)』あらすじ

© 2016安倍夜郎・小学館/映画「続・深夜食堂」製作委員会
ある夜、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、もう一人、喪服姿で来た範子(河井青葉)は喪服を着るのがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が本当の通夜の席で渋い中年男(佐藤浩市)と出会い、心惹かれて。
近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた。
お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が夕起子の身の上話を明かす。

映画『続・深夜食堂』予告編


© 2016安倍夜郎・小学館/映画「続・深夜食堂」製作委員会

映画『続・深夜食堂』(東映 配給)は2016年11月5日[土]より全国公開

モバイルバージョンを終了