[シネママニエラ]俳優小栗旬の主演映画『ミュージアム』のジャパンプレミアが10月13日に都内で開催され、誰が演じているのか?として話題の的となっていたカエル男役は妻夫木聡であることが発表された。そしてカエル男のマスクを脱いだ妻夫木の姿を捉えた動画と写真も解禁となった。プレミアイベントには小栗旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、田畑智子、妻夫木聡、松重豊、大友啓史監督が出席している。
小栗旬と対峙するカエル男役は妻夫木聡!映画『ミュージアム』プレミア開催
本作は巴亮介著の漫画の実写映画化。映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを執った。雨の日に起きる連続猟奇殺人事件の目撃情報で浮かぶのは雨がっぱを着た男。彼こそが自らアーティストと名乗るカエル男であり、最重要キャラクター。妻夫木聡は、週3回3~4か月のトレーニングを経て、身体を鍛え上げた臨んだ。素顔も特殊メイクを施す役柄にも関わらず、ほぼ最後まで本人が演じている。プレミアではサプライズとして雷鳴がとどろく中、「ヤツが来ている」との掛け声で、カエル男軍団を従えて登場。妻夫木の登場に会場に歓喜の悲鳴が響いた。登壇者の小栗らもブッキー!と歓声を上げて盛り上げていく。
しかもカエル男役が、妻夫木であることに気付かずに鑑賞したマスコミも多々いたという。これを耳にした妻夫木は「楽しんでいただけて、そう言っていただけるとうれしいです」との笑顔をみせた。妻夫木によれば、「監督から映画ならではのカエル男にしよう、と。霧島早苗(=カエル男の名前)は完璧主義者。自宅でトレーニングする姿なども撮るので体をめちゃくちゃ鍛えて欲しいというリクエストがあった」そうだが、「セットにトレーニングマシンは用意されず、もちろんそういったシーンが撮られることもなかった。唯一タンクトップ姿で二の腕をさらすぐらい」と振り返り、1200人が集ったこのステージ上で「これが有罪にあたるのか」監督自身がジャッジする展開に。
小栗は「追い詰められていく役なので、しんどいなあと思いながら過ごす時間が多かった。監禁シーンにあわせて、撮影以外でも自ら監禁してほしい」と申し出たことを明かす。そして撮影時の「監督は、その役に感情移入するので、僕がはぁはぁしていると、モニターを見ていた監督がはぁはぁしている。それを見るのは面白かったですね」とも。さらに「雨を降らすシーンで、必ず目を開けてと言われたけど、振る水で初めて溺れるかと思うほどで、とても目を開けられなかった」と監督への有罪を提示。
松重は「大友組はテストなしの本番ということも多くフルスロットルが求められる。役者にはいい緊張感」、尾野は「ずっと叫ぶのでのどが痛かったし、身体中が青あざだらけ」、田畑も「1日しか参加していない。監督のキャスト・スタッフへの愛情はすごい、その熱量に応えなくてはと思うので撮影後はすごい疲労感」、丸山は「監督はすごくやさしい。裏を返せば厳しい。監督が笑顔で寄ってきて去り際に『期待してるよ』とつぶやく」のでプレッシャーを感じたと語ると、全員が同意しうなづく。野村は「11階建相当の高さで、昼休み以外はワイヤーで吊るされていた」ことをあげると、監督は「僕が全面的に有罪」だと認めるに至った。
それもこれも作品の完成度をあげる為であることは周知。監督は「全部こだわった。例えばこのビジュアルのカエル男が日常に入った時に違和感が出たり浮いたりしないようにした。それに極限に追い込んでいく、ハラハラドキドキ感。とにかく役者の芝居が見どころ」と力説。充実の表情を見せたご一行は、ファンからサイン、握手の求めに応じつつ、本作のプレミア上映会場へと向かった。
映画『ミュージアム』予告編 (主題歌 ONE OK ROCK 「Taking Off」)
© 巴亮介/講談社 © 2016映画「ミュージアム」製作委員会
第29回東京国際映画祭 特別招待作品
映画『ミュージアム』(ワーナー・ブラザース映画 配給)は2016年11月12日[土]より全国公開
公式サイト http://www.museum-movie.jp
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