女優・吉高由里子が、5年ぶりの映画主演となる『ユリゴコロ』で宿命に翻弄される殺人者役を演じていることが発表された。既に撮影を終えた吉高は「難しい役でしたが、貴重な経験をさせて頂きました」と話す。
原作小説は沼田まほかる著の人気恋愛ミステリー作品。同著者の映画化は初となる。その物語は、余命わずかな父の書斎で、ある殺人者の手記が1冊見つかる。事実か、創作か。いったい誰が、何の為に書いたのか。ショッキングな入り口を置きながら、物語は一転し壮絶な愛の物語へ辿り着く。
吉高は、2012年公開の映画『僕等がいた 前篇・後篇』で生田斗真とW主演を務めて以来となる本作で、今年9月初旬から10月中旬まで、約1か月間にわたる撮影を終えた。
本作では、人間誰もが持っている心の拠り所、それが生まれながらに“人間の死”であった女・美紗子役。殺人という行為から逃れる術を持たずに、この世に生まれ、それゆえ強いられる悲しみの連鎖の中で、愛という感情を知り、自らに抗い、苦悩するという難役に臨んだ。
脚本・監督を務めるのは、映画『君に届け』『近キョリ恋愛』の熊澤尚人。2017年夏頃完成予定。
初めて殺人者を演じます。私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました。まだ完成した映画を見ていないので、どんな作品になっているか楽しみです。
今回の主人公は、本当に大変難しい役どころではありますが、吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております。是非ご期待下さい!
映画『ユリゴコロ』(東映・日活 配給)は2017年9月より全国公開
映画『ユリゴコロ』公式サイト
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