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清水富美加 主演映画『笑う招き猫』で漫才師に!相方は松井玲奈

映画『笑う招き猫』(飯塚健監督)

©山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

若手女優の清水富美加が、映画『荒川アンダー ザ ブリッジ』の飯塚健監督がおくる笑いと女の友情が詰まった青春ムービー映画『笑う招き猫』で漫才師役に臨むことがわかった。相方を演じるのは松井玲奈だという。清水は「体を張ったり色んな顔を見せなきゃいけない」として、「大変そう」と思うものの前向きに取り組んだ。

SNS風ビジュアルです©山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

本作は、若手漫才コンビのアカコとヒトミがお笑いの世界で奮闘し、挫折しながらも固く結ばれた女の友情のもと夢を追いかける青春物語。原作は女漫才師を描く友情譚の傑作であり、小説すばる新人賞を受賞した山本幸久著の人気作「笑う招き猫」(集英社文庫刊)。

なお、映画の公開に先駆けてヒトミとアカコが芸人として奮闘する日々を描くアナザーストーリー的な内容のテレビドラマシリーズが、MBS/TBSのドラマイズム枠で全4話放送になる。

清水富美加(高城ヒトミ役)

1つの夢に向かっていく事はとても輝かしいですが、現実はそんなに甘くない、悩みも不安も絶えない。そんな中でどうするのか見つけてゆく、選んでゆく。ただワイワイしてるだけではない人生を描いている所がこの映画の魅力の1つだと思います。「わー、大変そう、撮影前からもう辛い」というのが、台本を読んだ時の正直な感想です。漫才をやるということ、体を張ったり色んな顔を見せなきゃいけないこと、セリフのあまりないシーンで淡々と過ごすという苦手なシーンも沢山だったからです。でも飯塚監督と松井玲奈ちゃんがいてくれて本当に良かったです。

松井玲奈(本田アカコ役)

まさか自分が漫才師を演じるなんて、お話を聞いた時は不安しかありませんでした。でも、最初の台本を読んだ時には爆笑していました。撮影が始まるかなり前から漫才稽古を始めて、相方の清水さんと漫才ができたことは、とても貴重な経験です。毎日ワイワイとした現場で、学生時代に暗い思い出しかない私にとっては、個性的なキャストさんに囲まれて遅れて来た青春みたいでした。ドラマから映画まで続けて見て、笑って泣いていただきたいです。

飯塚健監督

とあるナイター撮影時、思い詰めた様子で清水さんが近寄ってきました。けれど、じっと僕の顔を見つめるばかりで、なかなか口を開きません。こりゃ何か芝居の相談に違いない、と思い促してみても、押し黙ったまま……と次の瞬間、いきなり鼻に触れられました。「監督、ゴミ付いてたんで」と。……ええ。彼女は鼻●●を取ってくれたのです。その時、「この映画いける」と思いました。
また、松井さんとは昨年春のドラマに続き、二度目の仕事となるのですが、髪を切り、金色に染めてくれ、眉毛の一部を失い、ごく近くで爆破され、時には鮮魚も抱きしめてくれました。……ええ。それはもう、相当に体を張ってくれたのです。その時、「この映画いける」と思えました。
映画の題材として最も手を出してはいけないものの一つ、それが漫才だと思います。が、そんな不安も二人と共に芝居を作っていくにつれ、払拭されました。また、原作から異常に飛び出ることを深く広い懐でお許し頂いた山本さんにも感謝しております。毛色のまったく違うドラマ版と合わせて、楽しんで貰えたら嬉しいです。

山本幸久(原作者)

驚いた。自分が書いた小説の主人公ふたりが、銀幕の中で漫才をしているのだ、驚かないほうがどうかしている。見た目はずっと可愛いしスマートだ。漫才もうまくておもしろい。でも松井玲奈さんと清水富美加さんは紛れもなくアカコとヒトミだ。原作者冥利に尽きる。監督をはじめキャストおよびスタッフの方々にひたすら感謝。

映画『笑う招き猫』あらすじ

高城ヒトミ(清水富美加)と本田アカコ(松井玲奈)は、「アカコとヒトミ」という結成5年目の売れない女漫才師。今日も小劇場の片隅で、常連客に向けて漫才を披露する毎日。そんなある日、いつもネタ合わせをしている河川敷で、ヒトミの自転車を盗もうとしている中学生を捕まえてから二人の冴えない運命が回り始める。初めてテレビのバラエティ番組出演が決まったり、番組出演をきっかけに大学時代の旧友と再会したり、売れる兆しが見えてきたのだが。
(日本映画/127分)

映画『笑う招き猫』予告編


©山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

映画『笑う招き猫』(飯塚健監督)

映画『笑う招き猫』(DLE配給)は2017年4月29日[土・祝]より新宿武蔵野館ほか全国公開
ドラマ「笑う招き猫」全4話 MBS 3月19日[日]より毎週日曜24:50~|TBS 3月21日[火]より毎週火曜25:28~

2017年01月30日 掲載
2017年03月12日 更新[映画予告編]

映画『笑う招き猫』公式サイト
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