俳優の菅田将暉が4月11日、主演映画の完成を待ち望むファンに対して、映画『帝一の國』完成披露試写会の場を、お祭りスタイルでもてなした。菅田は「全力のおもてなしをお楽しみください」と言い、「(この映画を)僕らの果たし状にしようと。いい果たし状ができました。かなり熱量のある政治闘争バトル。絶対に楽しんでいただけると思いますので、ぜひ劇場へ」と出来栄えに自信をみせた。なお、劇中の見せ場の一つ、和太鼓シーンを再現するかのように、キャストが太鼓を生演奏(ただし、ふんどし姿ではない)。“全力でおもてなし”の言葉通り、太鼓のバチが折れるほど気合を入れるキャストも(実はハプニング)。
この日は菅田をはじめ、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、永井聡監督が登壇。実は開演の合図が鳴ると、間宮祥太朗が役キャラで「本日は海帝祭(かいていさい)という完成披露試写会にご来場、誠にありがとうございます」と場内アナウンス。来場者には事前に打楽器の持参を呼びかけたそうで、持参しなくてもでんでん太鼓を配って、「合図で思う存分打ち鳴らしてもらいたい」とのお願いも。アナウンスにはキャストが代わる代わる登場し、当該ファンは敏感に、その声に反応しヨロコビの悲鳴をあげていた。さらに「お客様による撮影は一切禁止!・・・ではございません。撮影タイムを設けます」には場内が大騒ぎに!30秒間、ファンのための撮影タイムが設けられた。
本作は古屋兎丸著の人気漫画の実写化。総理大臣になって自分の國をつくることを目標とする主人公・赤場帝一が、その目標を叶えるための確実・最短手段とされる、名門・海帝高校で生徒会会長になるために奮闘する日々を描く。
永井監督は「この近くのジョナサンでこの企画が始まり、小さい規模で(の公開を)考えていました。それがこのような盛大な場で」と喜ぶ。また「配役を決めた時には、この人たちがこんなにすごい人になっていなかったので、一年後の今では集められなかったと思うと、すごく貴重」だとしみじみ。この言葉を聞いた野村が監督めがけて突進しかかるノリをみせるも、志尊と菅田が止めに入るなどチームワークはばっちり。監督によれば「彼らは楽屋からなかなか出てこないほど仲良しだった」と振り返り、「主役をできる人たちだけど、(素顔は)フツーに子供でした」と、彼らのギャップを明かした。
仲の良さが伺えるだけにトークも大盛り上がりで、客席も大喜び。楽屋での過ごし方のひとつとして、菅田がギターを弾いて、竹内が歌うことや楽曲のコードを耳コピでさぐることもあったそう。ほかにも「みんなで一緒にラーメンを食べに行く」など、いわゆる男子会のノリだったことが次々と語られた。
前述のバチが折れたのは野村で「本番でも折れたことがない、ばちが折れましたけれども、僕の心は折れてませんよ」と気丈(きじょう)に語り、さらに「折れたバチは先着2千名様に差し上げます」とリップサービス。するとすぐさま菅田から「(不足する分)あと1,999本折らな」とツッコミを受け、二人で大笑いする姿も。劇中では太鼓をたたいていない竹内と千葉も大太鼓に挑戦していた、この日。「本編ではみんなの手に豆ができていて。さっき練習しただけで腕がパンパン」と竹内が言えば、「(野村から)『簡単だった』と言うように耳打ちを受けましたが、とにかく緊張していた」と千葉。
そんなメンバーについて、間宮が「僕は、みなさん以上に、このメンバーが大好きです」と宣言! 志尊も「祥太朗が言ったように、大好きなメンバーと作った作品が、こうして見ていただけることがすごく嬉しいです」とニッコリ。紅一点の永野は、会場から「可愛い」のかけ声が飛び交う中で「ふんどし姿の時はどこを見ていいのか困ったので、(みなさんの)顔だけを見るようにしていました。かっこいい男性たちをしっかりと観て帰ってください」とコメント。全力のおもてなしに笑顔と歓声の絶えない大盛り上がりの祭りイベントとなった。
映画『帝一の國』(東宝配給)は2017年4月29日[土・祝]より全国公開
映画『帝一の國』公式サイト http://www.teiichi.jp/
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映画『帝一の國』
学園政権闘争コメディに超人気イケメン俳優が大集結!
集英社ジャンプSQで2010年~6年間連載された、古屋兎丸著の漫画「帝一の國」を若手トップ俳優・菅田将暉を主演に実写化!
帝一のライバルたち=超個性的な生徒の面々を演じるのは、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら主役級の若手俳優陣。さらに永野芽郁、吉田鋼太郎らが共演。監督は『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』など話題作を手掛けてきたCM界の鬼才・永井聡。脚本は『ROOKIES』のいずみ吉紘が担当する。
映画『帝一の國』あらすじ
全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生達が通う、日本一の超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されているという。
時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「ライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」。誰よりも早く動き始め、野望への第一歩を踏み出した帝一。待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練、友情と裏切り、究極の格付けバトルロイヤルが。いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける!
映画『帝一の國』予告編
©2017フジテレビジョン 集英社 東宝 ©古屋兎丸/集英社
映画『帝一の國』主題歌
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映画『帝一の國』(東宝配給)は2017年4月29日[土・祝]より全国公開