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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ロサンゼルス×パリ現地プレミアレポート

この夏の話題作、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の全米公開を目前に控え、プレミアイベントがアジア(上海)、ヨーロッパ(パリ)、米国(ロサンゼルス)にて開催された。その現地レポートをお届けする。続報として5月30日、現地撮りの映像が届いたのであわせてご覧ください。海賊ダンスはかっこいいですよー
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左からジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ハビエル・バルデム(サラザール)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)©2017 Disney. All Rights Reserved.

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』特別映像


©2017 Disney. All Rights Reserved.

【アジア】吹替キャスト・栗山千明&中川大志も参加!

ワールドプレミアは世界で唯一、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界感をテーマにしたオリジナルのテーマランド「トレジャー・コーブ」のアトラクション「カリブの海賊 “バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー” 」が大人気の上海ディズニーランドでの開催となった。ディズニー初の中国での最大規模のワールドプレミアに、世界中から愛される“海賊ジャック・スパロウ”を演じるジョニー・デップをはじめ、豪華スターが登場、会場には海賊に扮したファンなど約5000人、世界中からのメディア300人が約150メートルに及ぶレッドカーペット詰めかけた。

左から栗山千明と中川大志、中央はジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)©2017 Disney. All Rights Reserved.

日本からは、本作の物語を握る女性天文学者カリーナ役の日本語吹替声優を務める栗山千明と、ウィル・ターナーの息子で、勇気ある情熱家ヘンリー・ターナー役の吹替を担当する中川大志さが着物で参加。ジョニー・デップは2人と対面し、「素敵な衣装だね、ずっと遠くから見えていたよ!僕も一着欲しいんだけど、どうすれば手に入る?(笑)」と2人の着物を大絶賛!そして、「今回の映画は、心の底から楽しんでもらえると思うよ 」と自信満々のコメント。さらに「早く日本の多くの皆様にも『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を見てもらいたい。来月は日本に行く予定だよ!」と大興奮で握手を交わし、再会を約束した。

ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ役)

ジャックは僕の一部のような存在だから、ある程度自由自在にキャラクターのユーモアある部分を出して、面白おかしさを作り上げることができるのは、このキャラクターの魅力だと思うよ。

オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー役)

僕が演じているウィル・ターナーの復活に是非注目してもらいたいかな。映画の中では小さな存在なのだけれど、息子のヘンリーに会うために戻ってきて、彼が僕の呪いを解いて命を救ってくれることを願うんだ。
再び僕が大好きな作品に携わることができ、心から愛するキャラクターとして復帰できたことにすごく興奮したし、ハッピーな思いでいっぱいだったよ。映画は本当に素晴しいので、引き続き携われたら嬉しいよ!

ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー役)

ジョニー・デップは最高だよ!素晴らしい俳優で、同じ役を長年にわたって演じているけど、まるで(その役が)彼の一部になっているかのように感じたよ。彼のような俳優と共演し、彼が役に最後まで責任を持つ姿を目にすることは、僕にインスピレーションを与えてくれた。ジャック・スパロウの魅力は彼の髪型かな(笑)
日本には行ったことがあるし、大好きな国だよ。日本の皆にも映画を気に入ってもらえたらいいな。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ワールドプレミア @上海ディズニーランド/ウォルト・ディズニー・グランド・シアター
日程=5月11日[木]
登場キャスト=ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ハビエル・バルデム(サラザール)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)、
ジェフリー・ラッシュ(ヘクター・バルボッサ)、ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー)、ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ(監督)、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)ほか
日本語吹替版キャスト=栗山千明(カリーナ・スミス吹替)、中川大志(ヘンリー・ターナー吹替)

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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』プレミアフォトギャラリー

左からジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ハビエル・バルデム(サラザール)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは全世界総興行収入約37億3,000万ドル(BOXOFFICE MOJO調べ)を誇る、壮大なスケールとアクションで贈る史上空前のエンターテインメント。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)は2017年7月1日[土]より全国公開
公式サイト Disney.jp/Pirates
公式SNS Twitter | Instagram | facebook

2017年5月24日 掲載
2017年5月30日 更新[プレミア映像含む特別映像]

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“眠れる森の美女の城”を背に ©2017 Disney. All Rights Reserved.

【パリ】死神サラザールの手下がダンス!

ディズニーランド・パリ内 “眠れる森の美女の城”の前に作られた特設ステージでの開催となったヨーロッパプレミア。晴天の会場には「パイレーツ・オブ・カリビアン」の象徴的なアイコンであるスカルの海賊旗がたなびき、ジャック・スパロウへの復讐に燃える海の死神サラザールの手下たちが姿を現し、映画さながらの風貌で登場した。彼らは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を代表する楽曲「彼こそが海賊」にあわせて旗や剣を持ちながら息の合った華麗なダンスを披露。

©2017 Disney. All Rights Reserved.

ヨーロッパプレミアには、カリーナ役のカヤ・スコデラリオも登壇。モデル業もこなす抜群のプロポーションで、Elie Saab (エリー・サーブ)デザインの黒メッシュ素材にカラフルな刺繍が施されたAラインのチュールスカートドレスに身を包む。プレミアに花を添えた。

ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ役)

「ジャック・スパロウについて」

この役は、ぼくにとって、いつでも楽しいことばかりだよ。演じていて、とても楽しいキャラクターなのさ。このキャラで、好きなだけ遊んだり、馬鹿をしたりさせてもらっているしね!

「登場キャラクターたちについて」

毎作とも新しい要素が加わって、素晴らしいよね。ジェフリー・ラッシュの演じるバルボッサとぼくの演じるジャック・スパロウは、言ってみれば、いつも口げんかばかりしている夫婦のような関係があるかな?

「ハビエル・バルデムについて」

ハビエルが、この(サラザール)役でした演技はまったく素晴らしいもの。このキャラクターが、いかにして今のサラザールになったかを見事に描き出し、この悪役に対しても観客が共感できる部分を産み出すという、素晴らしい演技をしてくれました。

ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ役)©2017 Disney. All Rights Reserved.
カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス役)

「シリーズに新たに加わったことについて」

大きな責任であるということを真剣に受け止めましたが、同時にわたしなりにシリーズに新しいものを持ちこみたいとも考えました。自分の演じるキャラクターを個性のしっかりした女性にしたいと思い、それが出来たとも思っています。

「シリーズのファンとしての思い出」

ファンでした。自分がとても小さい時に見たのですが、映画の中のファンタジーな世界をリアルなものに思った最初の映画で、見終わった後に母に、いったい全体どうやったらあんなのを撮影できるのか思わず聞いたぐらいでした。

「自分の演じるキャラクターについて」

彼女が、本作の作品世界のファンタジーな部分を最初は容易に信じないところが素敵ですね。彼女は、科学的なひとですから、事実をひとつひとつしっかり検証しながら物事を積み上げて考えていく。彼女の存在は、本作に面白い要素を与えていると思います。

「本作を単語3つで表現すると?」

まず、とにかく「楽しい」ということ。あとは、「濡れた」ということ。わたしの役演じるキャラクターは、ずぶぬれになるシーンが多いんですよ。あとひとつは、「お猿さん」。お猿さんがらみの面白いことが、とにかくたくさん。

「ジョニー・デップについて」

とにかく素晴らしい俳優です。ジョニーのユーモアとウィットについて行くのは大変でしたが、すごく楽しくもありました。

「ディズニーランドパリを訪れて」

素晴らしいです!実はこれまでディズニーランドに行ったことがなかったので、文字通り初ディズニーランドになりました。子供の頃から、母にずっとせがみ続けてきてはいたのですけれどね。なんか信じられない気分です。

「本作の見どころ」

観客のみなさんに、とても楽しんでいただけると思います。アクションいっぱい、スタントも素晴らしいですし、とにかくワクワク出来る作品になっていますよ。

カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス役) ©2017 Disney. All Rights Reserved.
ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー役)

「パイレーツシリーズに加わって」

とても幸運に思っています。観客にとってまだなじみのない物語の新しい映画に出演する場合のような緊張感はまったくなく、世界的にすでに愛されて大きなファンベースを持っているシリーズですからね。その“リブート”版に今回キャスト入りさせてもらえて、とてもうれしく思っています。

「自分の演じるキャラについて」

わたしの演じるキャラは、父親を助けたいという思いでいっぱいです。本作の冒頭では少年として登場し、このままでは父親が呪いから決して自由になることはないことを知ります。若いヘンリーは、ただひとつだけ父を解放できる宝物を絶対探し当てることを決意し、これが本作の物語を動かす中心のテーマになります。

「本作に出演した感想を単語3つで」

冒険であり、挑戦であり、楽しかったです!

「本作の見どころ」

これほど見事な撮影セットもなかなかありませんし、目を見張るビジュアルにもなっています。物語とアクションは2時間ワクワクし通し、決してペースが落ちませんから、席を離れてトイレに行く暇はありませんよ。映画の始まる前に、トイレは絶対済ませておいてね!

「ハビエル・バルデムについて」

ハビエルは、まったく素晴らしい俳優です。映画史上、これほど恐ろしげな演技が出来る俳優は滅多にいないでしょうね。ハビエルが本作に出ると聞いてから、彼のこれまでの仕事をいろいろ拝見させていただき、ぼくの中でもどんな演技をしてくれるのか期待させていただいていたのですが、ハビエルは、そんなぼくも含めてキャストのみんなの予想をさらに上回る驚くべき演技をしてくれました。

ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー役)©2017 Disney. All Rights Reserved.
オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー役)

「再びウィル・ターナー役を演じることについて」

素晴らしいことです。シリーズ最初の3作の撮影には、懐かしい思い出がたくさんあります。俳優としてのぼくのキャリアにとってもとても重要な作品たちであり、ぼくの人生を変えたと言えます。本作では、ウィルのキャラクターを物語の中に再導入するのにあたって、どうするのだろう?と、当初思っていたところもあったのですが、とてもしっくりする素晴らしい形でそれを果たしてくれました。ウィルは、本作の冒頭と最後で登場して、物語の“ブックエンド”役を果たします。シリーズ最初の3作で自分がそうしたのと同じような“父の子”の物語として、今度はウィルが息子を冒険に送り出すことになります。

「このシリーズが愛される理由」

10年前には出来なかった特殊効果がいまではさらに発達して可能になり、とても素晴らしいビジュアルになっているところも、これまた素晴らしいところですね。

「ディズニーランドパリでのプレミアについて」

素晴らしいことです。ずっとパリのディズニーランドは訪れたいと思っていました。ぼくはフランス映画が大好きですし、パイレーツシリーズをフランス人のひとたちはとても熱心に愛してくれていますので、ここでプレミアをするというのはとてもふさわしいことじゃないかと思っています。

「本作の見どころ」

シリーズ各作の中で、多くのファンにとって一番のお気に入りとなるとシリーズ第1作ではないかと想像しますが、本作はその第1作の雰囲気を呼び戻す感じになっていると思います。物語自体は、捻り過ぎておらずシンプルな直球勝負、ビジュアルは素晴らしいし、ジョニーはいつものジョニーらしさをふんだんに見せてくれています。

「ジョニー・デップについて」

本作ではジョニーと一緒に絡む場面はないのですが、ジョニーの演技を見るのはいつだって素晴らしいことです。ジョニーは人間としても素晴らしいし、彼の演技を見るのがわたしは大好きですよ。

「本作を単語3つで表現するなら?」

アクションに満ちていて、冒険がいっぱい、そしてとにかく楽しい!

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ヨーロッパプレミア @ディズニーランド・パリ
日程=5月14日[日]
登場キャスト=ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ハビエル・バルデム(サラザール)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)、ジェフリー・ラッシュ(ヘクター・バルボッサ)、ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー)、カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス)
ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ(監督)、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)ほか

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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)は2017年7月1日[土]より全国公開

©2017 Disney. All Rights Reserved.
【ロサンゼルス】ジャック船長率いるブラックパール号の船員も集結!

全米公開を8日後に控え、米国ロサンゼルスのドルビーシアターでUSプレミアが開催された。ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオらキャストが登壇したほか、ケヴィン・R・マクナリー(ギブス役)や、マーティン・クレバ(マーティ役)ら、ジャック船長率いるブラックパール号のおなじみの船員たちも集結した!

ジョニー・デップは「ジャック・スパロウの素敵なところは、何か聞かれてもすっとぼけたり、無責任にふざけたり、みながしたくてもできないそんなようなことを堂々と出来る役であるのが素晴らしいんだ」と役柄についての魅力を語り、「これで最後?とちょっと思いつつ撮っていたけれど、自分の中にはいつだってジャック・スパロウがしっかりと生きているのを感じていますね」とジャック・スパロウというキャラクターが自身にとっていかに重要な存在であるかを明らかにした。

ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ役)

本作に対する観客の反応が素晴らしくて、とてもうれしいよ。キャプテン・ジャックというキャラクターは、ぼくにとってとても居心地のいい役にもうなっているんだ。ある程度長くひとつの役を演じていると、最初の頃はともかく、もう自分の一部になっているようなものだからね。これは他のキャラクター(を演じる俳優)にとっても同じだはと思うけれど。ジャック・スパロウの素敵なところは、普通ひとが日常生活でとてもできないような言動が出来ること。何か聞かれてもすっとぼけたり、無責任にふざけたり、みながしたくてもできないそんなようなことを堂々と出来る役であるのが素晴らしいんだ。

既存のキャラクターたちの新しい側面を取り入れたりして、観客のみなさんに新鮮さを失わない映画をお届けできるように、みんなで頑張ったからね。ハビエル・バルデムはとにかく素晴らしいし、ジェフリー・ラッシュやケヴィンも再び登場する素晴らしいキャストに加えて、監督にも素晴らしい仕事をしていただきました。

もしかしたら(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの映画が)これで最後?とちょっと思いつつ撮っていたけれど、自分の中にはいつだってジャック・スパロウがしっかりと生きているのを感じていますね。

カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス役)

多くのひとたちに喜びを与える映画に出演できて、とても栄誉に感じるとともに、大きな責任も感じています。何か新しいものをシリーズに持ち込もうと考え、また自分が演じるキャラクターを印象的なものにしたいと思いましたし、それが出来たと自負しています。

新しいストーリーラインと新しいキャラクターを、シリーズの作品世界に違和感なく上手に導入できたと思います。自分が演じるカリーナは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの中で最も”強い”女性なのではないかと思っています。舞台となる時代としてはとても”進歩的な”女性で、天文学者であり、助けを待つしか能のない”お姫様”では決してありません。

わたしにとっては、ハリウッド映画のプレミアはこれが初めて。夢ではないかと、頬をつねってばかりいますよ。信じられない気分です。
世界中の誰でも楽しめる映画だと思います。プロモーションで世界中を回っていて、それはひしひしと感じますね。どんな背景を持つひとでも楽しめる映画です。

ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー役)

ぼくは14歳の頃から『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの映画を見ているファンでした。当時としてはとても新鮮で、コメディあり、ワクワクあり、様々なジャンルの要素を詰め込んだ映画でしたからね。ぼく個人は、当時流行のアメコミものなどよりは、ジム・キャリーやロビン・ウィリアムズの映画、あるいはヨーロッパシネマや英国映画のほうのでしたが、そういった様々なジャンルの映画の要素も一緒にたくさん詰まった映画でした。そうやって、子供時代に大ファンだったシリーズに自分が出演するなんて、とても感無量ですよ。

そう、ぼくも、あんな感じに「ジャック・スパロウ」の恰好をして叫びながらサインをねだっているようなファンでしたよ。ともあれ、ハビエルのようにアカデミー賞受賞俳優にして既に押しも押されぬ世界的スターはともかく、新たにキャストに加わったカヤやぼくのような若い俳優は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のように世界的に人気のあるシリーズに加わることが出来て、とても幸運だと思いますよ。これまでに、まず上海で素晴らしい中国プレミアがあり、それからパリで・・・(背後の声に対して振り向き)あれ、マグの中にラム酒は本当には入っていないよね?

ともあれ、中国から、パリでの欧州プレミア、そして今日はロサンゼルスでの米国プレミアです。本作は、ファンが特に愛したシリーズ初期の原点に立ち帰ってキャラを描くこと、特に「父と子」のテーマに重点を置いた作品になっています。ぼくが演じるヘンリーというキャラクターは、本作において、ほぼ全編通じて父を救うことだけで頭が100%いっぱいのキャラクターです。本作では、ディズニーならではの、勇気とモラル、そして家族愛というテーマが色濃く『パイレーツ・オブ・カリビアン』に戻ってきた感じがして素晴らしいと思っています。

オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー役)

(ファンの反応が)素晴らしいですね。本作への出演依頼の話を受けてもちろん前向きだったのですが、ぼくの演じるキャラクターをどうやって再登場させたら嘘くさくなく良い感じになるのだろう?とは最初思っていたところはちょっとありました。しかし、その答えは簡単で、本作ではとてもしっくりする形になっています。
ぼくの演じるウィルが9歳になる自分の息子を観客に紹介する形で本作は始まるのですが、その後ウィルは、自分を救出する冒険にその息子ヘンリーを送り出すことになります。これは、シリーズ最初の3部作でウィルがしたことを、鏡に映したような形になっています。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズはこれで5作目、ぼくはそのうち4作に出演していますが、これから先も『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの映画を作る余地があるかどうか考えると、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のみならず、子供はハロウィンとかで海賊の恰好をしたりするのが大好き、海賊という物語伝説に心惹かれているというのがよく見て取れますよね。

それに加えて『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、ディズニー映画であること、ジョニー・デップが出ていること、素敵な冒険物語にスラップスティックコメディを散りばめた素晴らしい脚本、誰にも負けない素晴らしいビジュアル・デジタル効果と、何もかも揃った完璧なパッケージですからね。だから、まだまだこの形で行けるような気はします。
ぼくの息子も『パイレーツ・オブ・カリビアン』が大好き。自分の子供が大好きな映画に出演するというのは、とても嬉しいことですよ。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』USプレミア @ロサンゼルス・ドルビーシアター
日程=5月18日(木)
登場キャスト=ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)、ハビエル・バルデム(サラザール)、オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)、ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー)、カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス)、ケヴィン・R・マクナリー(ギブス)、マーティン・クレバ(マーティ)<ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ(監督)、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー) ほか

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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)は2017年7月1日[土]より全国公開

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