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ヒュー・ジャックマン 映画『ローガン』“俳優あるある”を明かす

来日中の俳優ヒュー・ジャックマンが、自身のインスタグラムにアップした映画『LOGAN/ローガン』アフレコシーンについて語った。前夜のジャパンプレミアでファンとの交流をはかったヒューだけに、ファン目線にたったサービス精神が根底にあった。

瞳キラキラ!

ヒュー・ジャックマン 映画『ローガン』“俳優あるある”を明かす

映画『LOGAN/ローガン』の記者会見にジェームズ・マンゴールド監督と出席したヒュー。アフレコの様子について「この映画だから特別なわけではなく、僕以外の俳優も同じようにやっていると思う。あの映像は、そもそも自分の手控えとして残そうと思って、エンジニアに撮影を頼んだんだ。けれども、この映像を公開することで、舞台裏に興味を持ってもらえると考えて。アフレコってすごく汗をかくし、その運動量もすごいんです!」と話す。

それと同様に、自身のキャリアにも重要な位置づけとなっていることを明かす。英国演劇界の重鎮で、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身の「トレバー・ナン[ Sir Trevor Robert Nunn ]に『舞台役者は5つのルーツを持つべき』と言われました。彼は僕の舞台の「オクラホマ」を示していってくれたのだろうけど、僕はキャリアを振り返り、ローガンこそが僕のルーツだと思いました。だからこそ最後は決定版にしたい! それにいつの日か孫が生まれ「おじいちゃん、どの「X-MEN」を観たらいい?」と聞かれたときには、「『LOGAN/ローガン』を観ろ!」と言える」のだと、誇らしげ。

ヒューからは「素晴らしいパーティーをいつ去ればいいのかわからないのと同じように、このシリーズを終わらせるタイミングを判断するのも難しいものだった」と名残惜しむコメントもあったが、「完成作を監督と見た時に安堵しましたし、人生で最高のプレゼントをもらったと思った」ととびきりの笑顔をみせる。

これには隣で座っていたマンゴールド監督もニンマリ顔。「どういう映画を作りたいか考えた時に。従来のような世紀末や惑星を救う展開も考えられたけれども、そういう方向性は避けたかった。キャラクターを讃え名誉を与える作品にしたいと話しました」と経緯と意図を振り返る。

そして、ヒューが監督を称える。「本作は家族や愛がテーマになっていますが、ローガンにとって戦うことは簡単でも人と繋がることは難しい。だから11歳の女の子が出てくることは素晴らしいアイデアです。大統領選のさなかに(国境の)壁問題がでましたが、その時点で本作の脚本に描かれていたこと。思わず、誰かがリークしたのかと思ったよ」とおどけるが、それほど監督の着眼点の鋭さが伺えるストーリーになっている証だ。

ヒューの手がウルヴァリンに?!

原作ではもともと人気のキャラクターだったウルヴァリン=ローガン。ヒューは「初めの頃は原作もキャラクターも知らなかった」という。ヒューが魂を込めて演じたからこそ、映画版でここまでの人気作になった点においても、彼らが功労者であることは疑いの余地はないだろう。

映画『LOGAN/ローガン』あらすじ

年老いたチャールズ・エグゼビアがローガンに託した最後のミッションは、絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラという謎めいた少女を守ること。強大な武装組織の襲撃を逃れ、車で荒野を旅する3人の行く手には、想像を絶する運命が待ち受けていた。

微笑むヒュー・ジャックマン、映画『LOGAN/ローガン』来日会見にて

映画『LOGAN/ローガン』(20世紀フォックス映画 配給)2017年6月1日[木]より全国公開

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