俳優の向井理と斎藤工がW主演する、WOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」の3か月に及ぶ撮影がクランクアップした。撮影現場で毎日のように顔を合わせた2人だが「その距離感は作品が終わってもその前も変わらないような関係性」とお互いを尊敬し、信頼し合っているという。
向井理×斎藤工「アキラとあきら」で築いた尊敬・信頼関係
本作はベストセラー作家・池井戸潤の最新作を基にしており、大企業の御曹司として、約束された次期社長という宿命にあらがう階堂彬(向井)。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(斎藤)。「アキラとあきら」の“宿命”のドラマを描く。向井、斎藤のクランクアップ時のコメントをご紹介する。さらに、放送に先駆けてミニガイド番組「キャスト編」と「ストーリー編」の映像も到着した。
最初に台本を読んだ時に今まで味わったことのない躍動感のある台詞の入り方で特に後半から一気に読んで、台詞がどんどん入っていくのと同時に階堂という人間もだんだん理解していくようになりました。撮影に入ってからは撮影時間が長くなれば長くなるほど充実感が増したので、今は「撮影を終えた」という実感よりもまだ続いていくような感覚があります。
大河ドラマではないですが、幼少期から青年期までをバトンを繋いでいくような大きなエネルギーが集まっている作品に参加したんだなと実感しました。題材からも会議室での撮影シーンは多かったと思いますが、今日は外のロケで気持ちもよくて、非常に後味の良いクランクアップになったなと思います。
なお、原作「アキラとあきら」は大幅な加筆修正を加え、徳間文庫より5月17日に発売され即重版が決定。ドラマでは階堂彬が主軸に、原作では山崎瑛が主軸にストーリーは展開され、ドラマを見ても原作を読んでも楽しめる内容となっている。
WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」(2009年/全5話)、「連続ドラマW 下町ロケット」(2011年/全5話)「連続ドラマW 株価暴落」(2014年/全5話)に次ぎ本作4作目だが、今回はその中でも最長の全9話で制作。スリリングな展開と重厚な人間ドラマが持ち味の池井戸作品をじっくりと堪能できる。
WOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」特別映像・インタビュー
©WOWOW
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WOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」あらすじ
昭和61年4月、メガバンクの産業中央銀行の新人研修が行なわれていた。その最終行程は成績優秀だった2チームが行なう実践形式の融資戦略研修。それぞれのチームの代表は東京大学出身同士の階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。彬のチームは融資を申し込む会社側、瑛のチームはそれを吟味する銀行側になり、後代にも語り継がれる名勝負を繰り広げた。日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才の山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。実は2人の人生はこれまでにも交差していた。しかし、2人はまだその事実に気付いていない。良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる・・・。
原作 池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫)
脚本 前川洋一「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」
監督 水谷俊之、鈴木浩介
音楽 羽岡佳
出演
向井理 斎藤工 小泉孝太郎 田中麗奈 賀来賢人 木下ほうか 堀部圭亮 / 松重豊 / 瀧本美織 永島敏行 尾美としのり 石丸幹二
WOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」WOWOWプライムにて2017年7月9日よる10時放送スタート(第1話無料、全9話)
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