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2002年のユーバリンゲン空中衝突事故を題材としたアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画。シュワルツェネッガーは、飛行機の衝突事故で妻と身重の娘を失くし、失意の中でその真相を追う男を演じる。そして、事故の鍵を握る航空管制官には、アカデミー賞作品『それでも夜は明ける』『アルゴ』で印象を残したスクート・マクネイリー。
(原題 Aftermath )
映画『アフターマス』あらすじ
建設現場で働くローマン・メルニックは、数か月ぶりに帰ってくる妻と身重の娘を心待ちにしていた。待ちきれないローマンは空港に2人を迎えにいく。しかし、妻と娘が乗っているはずの便は到着する様子はなく、ローマンは別室に案内される。そこで空港の管理会社から衝撃の事実を聞かされる。それは、家族が乗った飛行機が空中で衝突事故を起こしたというものだった。生存者なしの悲惨な事故現場を訪れ、娘の遺体を発見したローマンは彼女を抱きかかえ声にならない悲しみに暮れる。航空会社に対し、謝罪を求めるローマンだが、彼らの表面的な補償のみの心無い対応に憤りを感じる。納得のいかないローマンは事故の責任がどこにあるのかを突き止めずにはいられなかった。そんな中、事故には一人の航空管制官が関わっていることを知ったローマンは、「謝罪をしてもらいたい」という一心で彼の居所を突き止めようとする。(2016/アメリカ/カラー/英語/94分)
監督 エリオット・レスター 脚本 ハビエル・グヨン 製作 ダーレン・アロノフスキー、アーノルド・シュワルツェネッガー |出演 アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、グレン・モーシャワー、マーティン・ドノヴァン
ユーバーリンゲン空中衝突事故
バシキール航空2937便とDHL611便が、ドイツ南部にあるユーバーリンゲン[ Überlingen ]の上空で衝突し両機に搭乗していた71名全員が死亡。2004年連邦航空機事故調査局 (BFU) の結論は、スイスの航空管制システムの欠陥とTCAS(航空機搭載の衝突防止装置)警報の取り扱い方法により発生とした。
映画『アフターマス』(ファインフィルムズ配給)は2017年09月16日[土]よりシネマート新宿ほか全国順次公開
映画『アフターマス』公式サイト