50億円とフォトセッション!
[シネママニエラ]旧日本軍の隠し資産・M資金を題材にしたサスペンス大作『人類資金』の完成会見が丸の内のシャングリ・ラ ホテル東京にて実施され、主演の佐藤浩市、共演の森山未來と仲代達矢、そして監督の阪本順治、原作者で翻案も担当した福井晴敏が出席した。この日のフォトセッションは50億円に相当するレプリカとともに行われた。
会見では、本作の題材が骨太であることから企画が頓挫していたことも明らかにしたが、福井は「今の資本主義の在り方はこのままでいいのか?というような所にまで切り込んでいってます。今ちょうど(テレビドラマ)「半沢直樹」で経済の追い風が吹いているので、この映画も大ヒットさせて、倍返しできればと思っています(笑)」とウィットを利かせたコメントを発した。
阪本監督は「着想したのは33年前。高野孟さんの「M資金 知られざる地下金融の世界」という本を手にとってた時、いつかこういう題材にチャンレンジしたいと思い続けて、今日を迎えました。2006年に原作を福井さんにお願いしましたが“人類”はあったけど、“資金”がなくて7年かかりました(苦笑)」と振り返ったが、「でも、逆に、このタイミングでこの映画を発表できてとても良かったと思います」として前向き。
主演の佐藤も「M資金を題材にして、こういう風な作品になるとは思いませんでした。骨太なエンタテインメントになってると思います」と述べた。映画には出席者のほかに香取慎吾、観月ありさ、石橋蓮司、豊川悦司、寺島進、三浦誠己、岸部一徳、オダギリジョー、ユ・ジテ、ヴィンセント・ギャロが出演している。
映画『人類資金』ストーリー
10兆円で世界のルールは変えられるか?
1945年、東京湾越中島の埠頭。暗闇の中、土運船に積まれた木箱をあける軍服姿の男たち。木箱の中には4本の金の延べ棒。総量600トンにも及ぶ金塊は、敗戦をよしとしない反乱兵たちによって持ち出された日本軍の秘密資金だった。
そして、2014年。M資金詐欺を繰り返して生きてきた真舟雄一(佐藤浩市)は、相棒のヤクザ・酒田(寺島進)と組んで、いつものように交渉を開始するが、相手の様子がおかしいことに気づく。
英題=Human Trust
日本公開=2013年10月19日
配給=松竹
公式サイト http://www.jinrui-shikin.jp/
©2013「人類資金」制作委員会
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