俳優の染谷将太が2月14日、巨匠・陳凱歌(チェン・カイコー)監督の最新作映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』のイベントに阿部寛とともに出席し、映画の内容にちなんで阿部を宙に浮かせる幻術を披露した!
映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』空海を超えた?!日本公開直前!百花繚乱の幻術バレンタイン試写会と銘打ったこの人のイベントは東京国際フォーラムで開催された。劇中では染谷演じる空海が幻術を駆使して、詩人の白楽天(白居易)とともに楊貴妃の死の謎に迫っていく。そのため、染谷は「“無茶ぶり”とはこのこと!」だと多少ボヤいてみせたが、当日小一時間の練習でこの幻術を披露。客席は歓喜と拍手喝采で楽しんだ。
■染谷・空海の幻術を写真で紹介
本作は夢枕獏著の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」をベースに、真言宗の開祖・空海が遣唐使として中国に渡った若き日の姿を描く、日中合作映画。映画化に際して、謎解きをする空海の相棒を詩人の白楽天に翻案している。
空海を演じた染谷は「初体験だらけでした!一日三食、温かい中華のご飯が食べられましたし、監督はご自身の想いを貫いて6年かけて唐の都・長安を東京ドーム8個分の規模のセットを造ったんです!今どき誰もしないでしょう」。「そこで5か月をかけて撮影をしました。今時の撮影は一日に何10カットとか撮ることが多いのですが、この作品では一日5カットぐらいで、本当に贅沢な時間の使い方をする現場でした」と振り返った。
遣唐使・阿倍仲麻呂役の阿部も「スケールの大きさに本当に驚きました。とにかく(造形は)すべてが本物!芸術的な映像をとにかく見てもらいたいです」と力説。食事に関して「撮影現場の昼食は食べたいものをオーダーすると、その場で作ってもらえました。美味しいところが多すぎて毎日食べていたら太りました(苦笑)」と明かしつつ「最後の10日は饅頭(まんとう)だけにしました」とお茶目に語る。
そんな2人は劇中で人間が虎や鶴と言った生き物に変身することから、ご自身が変身するなら?と問われると阿部は「染谷君になりたい!現場での堂々とした振る舞い、それに若い純粋な目線でこの作品の現場を見てみたい」のだと言えば、染谷も「僕も阿部さんになりたい」と阿部に対して憧れのまなざしを向けていた。
映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』(KADOKAWA、東宝 配給)は2018年2月24日[土]より全国公開
映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』公式サイト http://ku-kai-movie.jp
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