ヒュー・ジャックマン来日「グレイテスト・ショーマンは完璧な作品」
俳優ヒュー・ジャックマンが2月12日に映画『グレイテスト・ショーマン』のプロモーションのために来日した。渾身作について「映画を観た時、家族を信じ夢を見る、そして人生を肯定する、そんな未来が明るく感じられる完璧な作品です」等と語った。劇中の楽曲「This Is Me」を歌う、キアラ・セトルも初来日した。
映画『レ・ミゼラブル』の俳優ヒュー・ジャックマンが、映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞した才能溢れる音楽チームとコンビを組んで完成させた、ミュージカル・エンタテイメント。主人公P.T.バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻への一途な愛を糧に夢を追いかけた彼は、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供し、エポックメーキングなショーを創造したことで知られている人物。バーナムのサクセスストーリーを全9曲のミュージカル・ナンバーが彩る。
翌13日は新宿歌舞伎町にてジャパンプレミア&レッドカーペットイベント、14日は来日会見に出席するなど自信作とあって精力的にアピール。そんなヒューのお気に入りの楽曲は「日によって好きな曲は変わるけれど……やはり「This Is Me」(意味:これが私!)ですね。現場でキアラが歌ったときは、私はモニターを見ながら泣きました!」と話す。
ここでキアラも、アカデミー賞の主題歌賞の有力候補であり、ゴールデン・グローブ賞の主題歌賞を受賞した本作の主題歌「This IsMe」について言及。「最初に歌ったのはキャスティングのワークショップでした。怖くて逃げ出したかったのですが、ヒューからは「君が歌うべきだ!」と言われました」と振り返った。そして「音楽というものはどんな言語も超えて、ストーリーでは伝えられない感情を伝えることが出来る。音楽はどんな言語より雄弁です」という持論を披露。
「私は毎日毎日、この曲のテーマについて考え、もがき苦しみ、そして同時に感謝もしています。自分が正しいと思うこと、正しくないと思うことに対して戦う力を与えてくれ、一歩ずつ前進させる力をもらえる。自分はそれほど孤独ではないと思える。倒れても起き上ればいいのです。私自身に希望を与えてくれた。国籍など関係なく、皆さんの元へ届いていることを嬉しく思います」と涙ながらに述べると、会場からは温かな拍手が贈られた。
映画『グレイテスト・ショーマン』(20世紀フォックス 配給)は2018年2月16日[金]より全国公開
映画『グレイテスト・ショーマン』楽曲特別映像
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けた楽曲の特別映像。新鋭マイケル・グレイシー監督は「僕がこの映画で最も誇りに感じていることの1つは頭に残る音楽なんだ!」と語る
「バーナムは時代の寵児だ。生きた音楽でないとね。ミュージカル・ナンバーを完成させるにはほぼ3年かかった。歌を削ったし、新しい歌を付け足した。キャストは1度に3時間歌い続け、最高のパフォーマンスの中でもベストなものを手にすること、それにスクリーンにあふれるよう見事なエネルギーを伝えることを目標としていた」
「素晴らしいミュージカルとは、素晴らしい音楽のこと。ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールの楽曲は、メロディーが美しく、心に響く歌詞を書きます。登場人物たちが先へ進み、成長していると感じるからこそ、人はそれぞれ曲に感情移入できる。この映画は人生について、もっと楽しい気持ちにさせる上で、完璧な作品だ」
映画『グレイテスト・ショーマン』公式サイト www.foxmovies-jp.com/greatest-showman
グレイテスト・ショーマン(原題 The Greatest Showman ) – 映画予告編・作品情報
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