東出昌大を主演に迎え、濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香著の同名恋愛小説をベースとすえる映画『寝ても覚めても』(英題 ASAKOⅠ&Ⅱ )が、5月8日より開催の第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定した。
快挙!映画『寝ても覚めても』カンヌ国際映画祭コンペ部門出品決まる
朗報を受けた濱口監督は「国際的な舞台へと届いたことを、心から嬉しく思います」等のコメントを寄せている。
本作は主演の東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。人は、人のどこを好きになるのか?なぜ、その人でなくてはならないのか?二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語が綴られていく。
世界最高峰のカンヌ国際映画祭でメインの部門となるコンペティション部門には、毎年世界中の大御所監督たちが名を連ね、近年でもケン・ローチ、ジム・ジャームッシュ、グザヴィエ・ドラン、ダルデンヌ兄弟、ホウ・シャオシェン、ミヒャエル・ハネケといった巨匠・名匠の作品がコンペティション部門に
出品されている。そのような潮流の中で、39歳の濱口竜介監督が、初の世界三大映画祭への出品でありながら、カンヌのコンペティション部門に選ばれたことは極めて珍しく、快挙!
「近年稀に見る才能!」と濱口監督に惚れ込み、本作の海外セールスを担当するのはフランスの大手セールスカンパニーMK2。グザヴィエ・ドラン、オリヴエ・アサイヤス、ジャ・ジャンクー、アッバス・キアロスタミ、クシシュトフ・キェシロフスキなど、名匠たちの映画の共同制作、海外セールスを手がけ、新たな才能発掘には定評があり、世界中のバイヤーから絶大な信頼を寄せられている MK2 が、濱口監督の新作と聞いて本作に飛びついたという。
第71回カンヌ国際映画祭は2018年5月8日[火]~5月19日[土]開催
映画祭公式コンペティション部門の対象賞は、最高賞のパルムドール、次点のグランプリ、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞、審査員賞、芸術貢献賞。
歴史ある映画祭に『寝ても覚めても』が選ばれたこと、とても光栄です。 東出さん、唐田さんらの演技を、素晴らしいと思いながら現場で眺めていた身として、 それが国際的な舞台へと届いたことを、心から嬉しく思います。 今から映画祭の熱気と、多くの観客に出会えることを楽しみにしています!
映画『寝ても覚めても』(ビターズ・エンド、エレファントハウス配給)は2018年9月1日[土]よりテアトル新宿、 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
映画『寝ても覚めても』30秒予告編
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
2018年04月12日 掲載
2018年04月21日 更新[30秒予告編]
映画『寝ても覚めても』公式サイト http://www.netemosametemo.jp
東出昌大が一人二役!映画『寝ても覚めても』製作決定