大泉洋『恋雨』小松菜奈×磯村優斗らに俳優の心得伝授?!

7年前

女優の小松菜奈と俳優の大泉洋が共演した青春恋愛映画『恋は雨上がりのように』（略して恋雨）の完成披露試写会が４月２６日に実施され、大泉が現場で小松菜奈×磯村優斗らに「俳優心得を伝授したのか」という噂・検証トークが展開。その真相が明かされた。

原作は、「月刊!スピリッツ」（小学館）「ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載された眉月じゅん著の人気恋愛漫画。女子高生・橘あきらが、バイト先のファミレス「ガーデン」の店長・近藤正己に抱く繊細な片想いを描く。

大泉洋『恋雨』小松菜奈×磯村優斗らに俳優の心得伝授?!

この日の舞台には小松と大泉をはじめ清野菜名、磯村優斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が揃った。衣装はドレスコード＝作品のテーマカラー「青」が基調とされたという。素敵なスーツ姿ながら大泉は「ちょっと派手すぎたかな？と若干の反省。何か、おじさんが頑張っている風に見えてしまうのではないかと心配」と吐露し、得意の話術で笑いに変えていく。そんな大泉に会場から「洋ちゃん！」「かっこいい！」の声援がわくと、大泉が投げキッスを返す一幕も。

舞台上ではまず、小松と大泉の共演の印象が語られることに。小松からは「大泉さんは明るくて陽気で気さくで、足も長くて、テレビで見た印象のままでした。（おかげで）楽しい現場でした！」と天使の微笑み。

大泉は真顔で「小松さんは『ちょっと怖いのかな？』というイメージがあったので、あきら役にぴったりだなと思っていました。下手したら「このもじゃもじゃ野郎！」と踏みつけられるみたいな、その覚悟をしていました」と前置き。ところが「実際はすごく正しい方で間違ったことは言わない！常にジャスティス！　ですから一緒にいてすごく楽ですし、１日一緒にいると自分の汚れが取れるようなヒーリング力をお持ちの方なんですね。ヒーラーです」と毎度のように舌好調だった。

大泉のサービス精神により、初の舞台挨拶だという松本も緊張気味だったが次第に笑顔を見せていくし、ほのぼのとした展開に。けれども、大泉自身は「若者たちがしゃべっているとちょっと遠慮して。まさに（役柄の）店長のような感じ。ですので僕はそんなに（若手の共演者と）仲がいいと思っていません」とまさかの自虐。

けれども、磯村は「メンバーはとても仲良かったです！ケータリングのご飯を一緒に食べたりして、温かな雰囲気でした。でも、僕らを温めてくれたのは大泉さんです！」と現場の様子を明かす。

そんななか磯村に向けて、大泉は「現場で僕が言ったことがあったでしょ？」と無茶ぶり。機転が利く磯村は「はい、『俳優にとって何が大事か』ってことを教えていただきました。ですよね？」と見事な無茶ぶりブーメランを返す。

すると、大泉はちょっぴりタジろぎつつも、平静を装いこう話すのだった。「『とにかく愛しなさい。自分の役を愛しなさい。そして、人を信じなさい！』ということを彼に言ったと思います（笑）。ほんとに彼は暴れん坊でしたからね現場でも言うこと聞かないし…」まで一気に言い放つも、自身で笑いがこらえきれず「ごめんなさい…（笑）。嘘ばっかついてました！」と無茶ぶりの真相（＝助言はしていない）を自白するに至った。

笑いの絶えない舞台挨拶であったが、本作について小松は「映画は爽やかで映像も綺麗でセリフのないところもついつい見入ってしまいます」と語り、磯村も「女性はもちろん楽しめますけども、僕はぜひ男性の方に見てもらいたいです」とアピールした。

映画『恋は雨上がりのように』（東宝配給）は2018年5月25日[金]より全国公開