女優の沢尻エリカが『ヘルタースケルター』以来6年ぶりに主演する映画『猫は抱くもの』。元アイドルのアラサー女子に、吉沢亮扮する自分を人間だと思い込むロシアンブルーの猫が恋をする物語。監督は犬童一心がつとめる。本作は“猫映画”の決定版にして、犬童ワールドの集大成となった。
沢尻が演じる主人公・沙織はもともとアイドルグループ「サニーズ」に所属していた過去があるという設定。「サニーズ」のメンバーはリーダーでセンターのナッツン役に伊藤ゆみ(元ICONIQ)、みるみる役は佐藤乃莉、りんりん役は末永百合恵、トッキー役は林田岬優、さおりん役は沢尻エリカ。そんな「サニーズ」唯一のヒット曲は「ロマンス交差点」。
今はアイドルの夢を断たれ、ペットショップで売れ残っていた猫・良男と平凡な日々を送る沙織だったが、峯田演じるゴッホが現れてから日常が一変。ふとした出来事で心から笑うようになったり、「頑張れば何とかなると思ったが、実は毎日折り合いばかりつけてきた・・」と自分を見つめるようになる。
沢尻は撮影終了後に(ネコの)良男を引き取ったという。そして毛の色から名前を“グリグリ”(フランス語で「灰色」=「Gris」=グリ)と命名。そのグリグリは「毎日家中を走り回っていてとても元気な子です。新たな家族が増えてとても幸せな日々を過ごしています」と沢尻がコメントするほど溺愛している様子。
なお、本作で「水曜日のカンパネラ」が初めて劇伴を担当したことも話題。
映画『猫は抱くもの』(キノフィルムズ 配給)は2018年6月23日[土]より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国公開
映画『猫は抱くもの』あらすじ
思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。(2018年 /日本映画/109分)
監督 犬童一心 原作 大山淳子「猫は抱くもの」(キノブックス刊) 脚本 高田亮 音楽 水曜日のカンパネラ|キャスト 沢尻エリカ / 吉沢亮 峯田和伸 コムアイ(水曜日のカンパネラ) / 岩松了
藤村忠寿 内田健司 久場雄太 今井久美子 小林涼子 林田岬優 木下愛華 蒔田彩珠
伊藤ゆみ 佐藤乃莉 末永百合恵 / 柿澤勇人
映画『猫は抱くもの』予告編
©2018「猫は抱くもの」製作委員会
映画『猫は抱くもの』公式サイト http://nekodaku.jp
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