映画『皇帝ペンギン ただいま』(リュック・ジャケ監督)

草刈正雄『皇帝ペンギン』続編ナレーションに決まる

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アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『皇帝ペンギン』の続編。産卵を終えた母ペンギンは、大切な卵を父ペンギンに渡し海へ。父は約120日間、絶食状態で卵を温めて孵化したヒナを守る。(原題 L’empereur )日本語版のナレーションをつとめる俳優の草刈正雄は、「極寒の南極で撮影された美しい映像に圧倒され、その過酷な環境で懸命に生きる皇帝ペンギンたちの子育て、愛情をいっぱい受けたヒナたちの成長していく姿に感動」したと話す。

草刈正雄
草刈正雄

4Kカメラやドローンを駆使し、水中撮影では最深記録を達成!

12年の時を経てふたたび極寒の南極へ。誰も観たことのない、驚きと感動の映像叙事詩。本作では、まだ子供の羽毛に覆われている若いペンギンたちの初めての旅に密着し、厳しい自然の中で一生懸命に生きる彼らの姿と親子の絆を感動的に描き出す。時にドキドキハラハラさせられながら、かわいいだけではない彼らの真の姿とともに南極の絶景を迫力の映像で紹介する。

今回は、撮影に最新鋭のデジタル4Kカメラとドローンを導入。寒さと水から体を守る滑らかな羽毛や、空の青さそのままが反射する氷山など美しい自然の映像がクリアに映し出されていく。水温マイナス1.8度のなか、南極海では史上初となる水深70メートルの水中撮影にも挑んだ。

零下40度、時速250キロメートルにもなるブリザードが吹き荒れる南極で暮らす皇帝ペンギンは、天敵を避けるため繁殖期には海から100キロメートルも内陸のオアモック(氷丘のオアシス)へ行進する。そして、オスは真冬の2か月間、卵を両足の上に乗せたまま温め続けるなど“世界でもっとも過酷な子育てをする鳥”として繁殖してきた。

草刈正雄さん

昔、南極で映画の撮影をしました。ゾディアックというゴムボートに乗って撮影していると必ずペンギンが飛び込んで来ました。毛むくじゃらのあの子達、赤ちゃんの光景が忘れられません。そんな思い出の地、南極を舞台にした本作でナレーションを担当することに、とてもワクワクしています。極寒の南極で撮影された美しい映像に圧倒され、その過酷な環境で懸命に生きる皇帝ペンギンたちの子育て、愛情をいっぱい受けたヒナたちの成長していく姿に感動しました。ご鑑賞いただくみなさまに私と同じ感動を共有していただけるようなナレーションにしたいと思います。

映画『皇帝ペンギン ただいま』(ハピネット 配給)は2018年8月25日[土]よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国順次公開
©BONNE PIOCHE CINEMA-PAPRIKA FILMS-2016-Photo ©Daisy Gilardini

映画『皇帝ペンギン ただいま』あらすじ

映画『皇帝ペンギン ただいま』(リュック・ジャケ監督)
ただいまー!
©BONNE PIOCHE CINEMA-PAPRIKA FILMS-2016-Photo ©Daisy Gilardini

産卵を終えた母ペンギンは大切な卵を父ペンギンに渡し、一路海へ。父は母が帰るまでの約120日間、絶食状態で卵を温めて孵化したヒナを守る。経験の浅い父は抱卵に失敗したり、ヒナが天敵に襲われることもある。集団の中でも最長老の43歳の父ペンギンは子育ての大ベテランであり、無事にヒナを母に受け渡すことができた。両親は海とオアモックを往復して、食欲旺盛なヒナを育てていく。夏が近づく頃、両親はヒナに別れを告げる。そして灰色の羽毛が抜け始める頃、ヒナは何かに導かれるように歩き出す。その厳しい旅の末に辿り着いたのは……。(2017年/フランス映画/仏語/カラー/ビスタ/85分 字幕翻訳 佐藤南)
監督 リュック・ジャケ 撮影 ジェローム・ブヴィエ、ヤニック・ジャンティ、リュック・ジャケ、ローラン・シャレー、ジェローム・メゾン 編集 シャルレーヌ・グラヴェル 音楽 シリル・オーフォール
フランス語ナレーション ランベール・ウィルソン

映画『皇帝ペンギン ただいま』予告編

©BONNE PIOCHE CINEMA-PAPRIKA FILMS-2016

映画『皇帝ペンギン ただいま』フォトギャラリー
映画『皇帝ペンギン ただいま』公式サイトpenguin-tadaima.com
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