映画『チャーチル ノルマンディーの決断』(原題 Churchill )

『チャーチル ノルマンディーの決断』96時間の知られざる苦悩と真実

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第二次世界大戦ノルマンディー上陸作戦決行までの英国首相チャーチル(扮するのはイギリスの名優ブライアン・コックス)の96時間を追ったヒューマンドラマ『チャーチル ノルマンディーの決断』(原題 Churchill )。「一人でも多くの若い命を救うために」、史上最大の作戦に最後まで抵抗した男の知られざる苦悩と真実とは?

チャーチルを演じるのは名優ブライアン・コックス
© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では、ゲイリー・オールドマンが特殊メイクで一躍話題になったが、本作でイギリスの名優ブライアン・コックス演じるチャーチルは生身で見事に当時のチャーチルを体現。トレードマークのシルクハットに葉巻をくわえたチャーチルの表情を正面から捉えたインパクトの強さが見て取れる。

チャーチルと妻のクレメンティーン
チャーチルと妻のクレメンティーン
© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

人間チャーチルの側面が見れる作品だと期待できる。自国を守るために戦争の勝利は必須、しかし、一人でも多くの若い兵士を守りたい。ノルマンディー上陸作戦までの96時間という緊迫した状況の中で、チャーチルは悩み、苦悩する。自暴自棄になりかけた時に叱咤激励して支えてくれた妻との絆。そして、「ある決断」を国民に示す世紀の演説。ナレーションにもあるように「最大の困難」をいかにして「最大の勝利」に導いたのだろうか。

映画『チャーチル ノルマンディーの決断』(彩プロ 配給)は2018年8月18日[土]より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

映画『チャーチル ノルマンディーの決断』あらすじ

第2次世界大戦末期、イギリス。首相のチャーチルは、ノルマンディー上陸作戦の遂行に反対していた。英国王ジョージ6世が同席する前で反対意見を述べるが、連合国軍最高司令官アイゼンハワーに即却下される。四面楚歌になったチャーチルは秘書に八つ当たりをするなど孤独を一層深めていく。その様子を見かねた妻のクレメンティーンは、夫を真のリーダーとして国民の前に立たせようと愛のムチで、チャーチルの心を奮い立たせるのだった。作戦は決行され、勝利の演説の原稿を準備するチャーチルの側には、最愛の妻が寄り添っていた。1944年6月6日午前6時。チャーチルによる作戦の成功と国民を勇気づける世紀の演説が始まった。(2017年/イギリス/英語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/105分)
監督 ジョナサン・テプリツキー 『レイルウェイ 運命の旅路』  音楽 ローン・バルフェ『ゴースト・イン・ザ・シェル』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 |出演 ブライアン・コックス、ミランダ・リチャードソン、ジョン・スラッテリー

映画『チャーチル ノルマンディーの決断』予告編

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

映画『チャーチル ノルマンディーの決断』公式サイト http://churchillnormandy.ayapro.ne.jp
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