俳優の藤原竜也主演で映画化される平山夢明著の「ダイナー」だが、同作について藤原は「全てをさらけ出し監督と対峙し、代表作の一本になるよう、スタッフと一緒に乗り切りたいと思います」と話す。監督は蜷川実花。
サスペンスエンターテイメント大作となる本作の舞台は、店主も客も全員殺し屋の「ダイナー=食堂」。藤原は、天才シェフであり、元殺し屋のボンベロを演じる。殺し屋専用のダイナーでは皿の置き方一つで消されることもあるとんでもない場所でありながら、一癖も二癖もある刺激的なキャラクターで観るものを魅了する。
写真家・映画監督の蜷川実花にとって『さくらん』『ヘルタースケルター』に続き3本目の監督作品になる。父親は言わずと知れた演出家の蜷川幸雄氏。蜷川氏の舞台で芸能界デビューを果たし“まな弟子”として数多くの作品に出演し続けてきた藤原竜也と蜷川実花がどのような化学反応を起こすか。
藤原竜也主演、平山夢明「ダイナー」映画化!「全てをさらけ出し作り上げる」
蜷川実花さんとは、今回初めてご一緒させて頂きますが、たくさんの可能性を試しながら、日々チャレンジさせてもらっております。実花さんは不思議な魅力をもっている監督さんです。全てをさらけ出し監督と対峙して1カット1カット作り上げております。僕の中でも異質な映画であり、キャラクターも独特なので、模索しながら、役に向き合っています。料理については、中々難しいですが、上手く監督が撮ってくれれば嬉しいです笑。代表作の一本になるよう、スタッフと一緒に乗り切りたいと思います。
三作目、初めての男性主演、藤原竜也くんと一緒に出来るなんて運命を感じます。いつか竜也と一緒に仕事をするなら、大きな作品で魂をかけた仕事をしたいと思っていました。この作品のお話をいただいた時これだと確信しました。竜也はさすがです。圧倒的な安心感と新しい驚きを同時に与えてくれます。まだ誰も見たことがない、新しいエンターテイメント作品が出来ると日々実感しています。気合い入れて頑張ります!
まったく人生、何が起きるか油断がならない。まさか自分の小説を原作に蜷川実花さんが監督をし、藤原竜也さんが主演してくださるとは未だに信じられない。これは同時に蜷川幸雄先生の愛娘、愛弟子による真剣勝負の舞台に本作が選ばれたことも意味しているのだ。ヤングジャンプで連載中のコミック版もそうだが、私は「原作原理主義者」ではない。それぞれがそれぞれの舞台で最高のものを提供することが使命と考え、その為の改変は大いに望むところだ。蜷川版『ダイナー』が、どんな心の料理を出してくれるのか、今から待ちきれずにいる。
映画『Diner ダイナー』(ワーナー・ブラザース映画配給)2019年→2019年7月5日[金]より全国公開
©2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会
映画『Diner ダイナー』あらすじ
一人ぼっちで人生どん底…ほんの出来心で怪しいサイトのバイトに手を出したばかりに、一瞬で普通の生活から転落したオオバカナコは、とあるダイナーにウェイトレスとして売られる羽目になってしまった。そこは、要塞のような分厚い鉄扉の奥に広がる、カラフルで強烈な色彩美を放つ店内。店主と名乗る男は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。次々と現れる一筋縄ではいかない凶悪な殺し屋たち。毎日が極限状態の最高にブッとんでいる世界に放り込まれたカナコ。物語は、一瞬たりとも目が離せない展開へと加速していく。
映画『Diner ダイナー』特報
Diner ダイナー(藤原竜也主演×蜷川実花監督) – 映画予告編・作品情報
映画『Diner ダイナー』公式サイト wwws.warnerbros.co.jp/diner-movie
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