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前田敦子主演!黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』

前田敦子主演!黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』

黒沢清監督・脚本の最新映画に、前田敦子が単独主演を務めることが発表となり、仮題だった作品タイトル『世界の果てまで(仮)』が、正式に『旅のおわり世界のはじまり』(『旅のおわり、世界のはじまり』より改題)に決まった。前田は「女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまで辿り着いた」などとコメント。前田が映画主演を務めるのは、黒沢清監督の『Seventh Code』以来で、ウズベキスタンでの撮影は既に終えている。

前田敦子、ナボイ劇場前にて
©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

本作はオリジナル脚本で、日本のテレビバラエティ番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れた女性レポーター・葉子が、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描く。

これは日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、ナボイ劇場完成70周年記念の国際作品。日本とウズベキスタン共和国が、1992年1月26日に正式に国交を樹立してから25年が経ち、日本人が建設に関わったナボイ劇場が、1947年10月の完成から70周年を迎えたことを記念した両国の共同製作企画となる。なお、ウズベキスタンでの撮影は今年4月30日からスタートし、5月29日にクランクアップ。

ウズベキスタン首都タシケントのチョルスー・バザールで撮影
©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

黒沢監督は、昨年公開の『散歩する侵略者』でも、長澤まさみ演じる主人公の妹役として前田敦子を起用。「この作品は撮影がウズベキスタンということで、最初からなんとしても前田敦子さんに出演していただきたいと思っていました。かつて『Seventh Code』でミュージック・ビデオの監督の依頼を受けた際に、秋元康さんが「前田敦子を東アジアでもなく欧米でもなく、その間あたりの日本から近いようで遠い文化に置くと、彼女の個性がとりわけ際立つのではないでしょうか」とおっしゃっていて、実際この撮影時、ウラジオストクでの前田さんの存在感は強烈でした。そういう経緯から今作は前田さん以外あり得ませんでしたし、私にとっては『一九〇五』からの念願でもありました。前田さんは、役柄を一瞬で直感的につかんでその役のセリフなり、仕草なりを全く自然に表現できるのです。これは彼女の生まれ持った才能でしょう。つまり天才ですね。一方、若いころからの訓練の成果なのか、仕事の現場では何ひとつ物怖じせず、躊躇もしません。そしてカメラに映ると、他の何物にも似ていない強烈な個性を発揮します。いやはや日本にも、もの凄い女優が出現しました」と話す。

現地の女性にキスされる前田敦子
©2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

長編映画として初めてオール海外ロケ撮影に挑戦し、約1か月間の長期に渡る撮影を乗り越えた前田。「『一九〇五』のお話を頂いてから6年経ち、黒沢監督の作品で主演をつとめるのは、私にとっても一番の夢でした。お話をいただいた際、黒沢監督から「ウズベキスタンといえば、前田敦子だと思いました」と言われた時は、どうしてかなと思ったんですけど(笑)、黒沢監督のこれまでの作品と異なる色になる作品に関わることができて嬉しいです。ウズベキスタン現地へ行く前は、すごく構えてしまっていたのですが、驚くほど良い所だと思いました。街の人たちも、本当にいい人で、言葉が通じなくても、この国なら生きていけると、異国で初めて思いました。AKBとして7年、AKBを卒業して今年で6年。丁度半分くらいのところにきて、今回、女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまで辿り着いたと思っています」と語っている。
※日中合作映画『一九〇五』は2013年製作中止になった。

映画『旅のおわり世界のはじまり』(東京テアトル配給)は2019年全国公開 → 2019年初夏公開 → 2019年6月14日[金]より全国公開
©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

映画『旅のおわり世界のはじまり』超特報


©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

前田敦子、ナボイ劇場前にて、映画『旅のおわり、世界のはじまり』メイキング写真

2018年07月10日 掲載
2018年11月29日 更新[公開時期|超特報映像|公式サイト]

前田敦子「恐怖の共有は加瀬亮さんだけ」
映画『旅のおわり世界のはじまり』公式サイトhttps://tabisekamovie.com/
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